スライド丸ノコの刃の交換方法

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やり方

スライド丸ノコのチップソー(刃)の取り外し・取り付け方法を知っておくと刃を交換する時に役に立つ。

今回はスライド丸ノコのチップソーの取り外しと取り付けを解説したいと思います。

実際に刃の交換は今回しませんが、刃を交換する時にアタフタしないように自分用の記録として残しておく意図もあるんだよね。

電動工具って購入したての時はすぐに使いたいから、設定とか一生懸命するんだけど、刃の交換とかメンテナンスとか地味に面倒。

一度やっておくと、刃が切れなくなったその時が来た時にスムースに出来るように思います。

自分が使っているスライド丸ノコ(京セラ)ATSS192で説明するね。

動画と合わせて見るとわかりやすいよ。

チップソーの取り外し方

スライド丸ノコの刃の交換する時は電源プラグを抜くこと

チップソーの取り外しや取付けする時は必ず電源プラグを抜いておくこと。

スライド丸ノコのチップソー

スライド丸ノコの刃(チップソー)ってのは画像の指で差しているやつね。

スライド丸ノコの刃のカバー

スライド丸ノコは切断中以外の時に刃に触れてケガをしないようにプラスチック製のカバーがついている。

説明書を見ると、このカバーは「ロアガード」ってって言うらしい。

スライド丸ノコのプラスチックカバーを持ち上げる

刃の交換する際にカバーが邪魔なので上に持ち上げる。

スライド丸ノコのカバーを持ち上げた所

こんな感じで刃をむき出しの状態にするよ。

スライド丸ノコの刃の交換をしているところ

セーフティーカバーを動かせるように、プラスドライバーでネジを緩める。

スライド丸ノコのチップソーの取り外し

ネジを緩めたらセーフティーカバーを後方に移動。

スライド丸ノコの刃の取り外し

セーフティーカバーを後方に移動させると、固定ボルトがむき出しになる。

スライド丸ノコのシャフトロック

固定ボルトを外すんだけど、刃が回らないようにシャフトをロックさせる必要があるよ。

シャフトロックさせるには「スピンドルロック」ってボタンみたいなのを押す。

スライド丸ノコの刃のシャフトをロックさせている所

スピンドルロックを押しながら刃を回転させるとスピンドルロックが深く沈むところがあるので、その状態がシャフトがロックされた状態ってことになるよ。

本体に収納されているスパナ

本体右側に付属のスパナがついているので、これで固定ボルトを外していくよ。

チップソーを外している所

スピンドルロックでシャフトをロックした状態でスパナで矢印の方向に回す。

スライド丸ノコの刃を外しているところ

固定ボル、外フランジ、ノコ刃の順に取り外していく。

スライド丸ノコの刃を取り外し

チップソーが取り外せました。

チップソーの替刃について

チップソーの仕様

このスライド丸ノコ(京セラ)ATSS192の刃は、

外径190mm×刃先厚2mm×内径20mm×刃数72。

基本的には、チップソーの中心にあいている穴が内径(この場合だと20mm)が合わないと取り付けすることは出来ないからね。

内径が小さければハマらないし、大きすぎたら隙間が生まれるので隙間分動いてしまう。

違うメーカーのチップソーを購入する場合は内径に注意しよう。

この刀匠の刃の外径は190mmがついているので、違うメーカーのものを取り付ける際は同じ外径を選ぼう。

刃先厚が2mmとなっているが、これはアサリを含めた寸法になってるからね。

この刀匠の刃は実際の鋸身厚は1.4mm。

この厚みは1mmとかでも問題なく取り付けられるけど、鋸身厚が薄くなるということは、その分剛性が弱くなるってことだから、硬い木を切ったりするときに刃がよれたりする可能性がある。

なので、初期についている刀匠のチップソーは色んなタイプの樹種の厚さや硬さに対応できるように外径190mm・鋸身厚1.4mmになっているんだと思う。

アサリについては下記記事を見て欲しい。

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この刀匠の刃の刃数は72。

これはチップソーの円盤にいくつ刃がついているのかってことだよ。

さて、この72は多いのか?少ないのか?

手持ちで使う電動丸ノコで刃の外径165mmなんかでは、刃数50前後が普通で、30~40だと刃が少なく粗目、60~70とかだと刃が多く細かい感じ。

もちろん刃が多い方が切り口は滑らかになるんだけど、沢山の刃が材に接触するので切断スピードは遅くなり、切るのが遅すぎると熱がたまり焦げたりする。

では、このスライド丸ノコに最初からついていた「刀匠」の刃数72は多いのか?

実は極端に刃数が多いってわけではないんだよね。

「刃数50と刃数72では72の方が多いんだからその分切り口が滑らかになるやろ!」

そう思う人は刃の外径を考慮していない。

チップソーの大きさイメージ

実際にはこんなチップソーはないんだけど、刃数が4しかない場合で考えてみよう。

同じ刃数4だけど、外径165mmの方が刃と刃の間隔は短い。

同じ刃数で外径が違う場合、外径190mmの方が間隔が粗いチップソーとなる。

実際には回転スピードとかパワーとかも加わってくるから一概に言えるものでもないとは思うけどね。

基本的な考えはこれでいいと思う。

話がそれたけど、「刀匠の外径190mmで刃数72」と「外径165mmで刃数50」は同じぐらいだと自分は思う。

なので、刃数は外径が同じチップソーで比べないと意味がないんじゃないかな?

ちなみに最初からついている刀匠のチップソー結構切れるので、刃がダメになったら同じものを取り付けるのが無難かな。

チップソーの取り付け

シリコンスプレー

取り付けする前に固定ボルトや外フランジが切屑が付着していたのでシリコンスプレーで洗浄することに。

ボルトをシリコンスプレーで洗浄

シリコンスプレーを吹き付けると付着した切屑が取れます。

この後、良く拭き取ってね。

スコットショップタオル

拭き取りに使っているのは「スコットショップタオル」ってやつ。

スコットショップタオルについては下記記事を見て欲しい。

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外フランジをシリコンスプレーで洗浄

外フランジも洗浄しました。

取付ける時の刃の向き

刃を取りつける時はノコ刃のカバーに矢印があるので、刃先が矢印の方に向くように取り付ける。

チップソーの取り付け

チップソーの中心の穴(内径20mm)を画像のようにしっかりと入れる。

ここがしっかりとハマってないで締め付けると刃がメチャブレるからね。

スライド丸ノコの刃の取り付け

内径の穴をしっかりと入れた状態で外フランジをシャフトにハメる。

スライド丸ノコに刃の取り付け

取り外した時と同じように、スピンドルロックでシャフトをロックした状態で矢印の方向に固定ボルトをスパナで回して、しっかりと固定する。

スライド丸ノコの刃の取り付け

セーフティーカバーを元の位置に戻して、ネジをプラスドライバーでしっかりと締めて固定。

スライド丸ノコのチップソーの取り付け完了

チップソーの取り付け完了です。

まとめ

こんかいは自分のスライド丸ノコで刃の取り付けと取り外しをやってみました。

機種によってはシャフトロックの位置とか多少違う部分もあるかもしれないけど、メーカーや機種を問わず似たような刃の交換方法だと思う。

ただ、機種ごとに刃の外径や内径などをよく確認してチップソーは購入した方がいい。

YouTubeとかで実際に使用できるチップソーの確認をしてから購入するのも賢い方法。

スライド丸ノコの刃の交換などの参考になれば幸いです。

スライド丸ノコ(京セラ)ATSS192の詳しいレビューについては下記記事を見て欲しい。

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