木工DIYをするにあたって必要な道具を整理しておくことはとても重要だよね。
作業をしていると道具が散らばってしまって、どこに何を置いたか忘れてしまうと作業効率が下がってしまう。
そこで、よく使う道具を壁掛け収納で整理することによって作業効率が上がると思う。
使ったらすぐに元に戻す週間をつけると、道具をどこに置いたかわからなくなるってことが減るんじゃないかな?
壁掛け収納とは、作業部屋の壁に道具を引っ掛ける収納方法で、壁面のスペースを有効活用することによって道具が目に付く場所に置くことができ、必要な時にスムーズに取り出すことが出来るのがメリット。
道具の置き忘れや、取り出しやすさの他にも、壁をうまく利用することによって作業スペースを広く取ることができる。
この記事では、私自身が実際に壁掛け収納をやってみたことを説明していくよ。
ネットで様々な人が壁掛け収納をしているのを参考に自分なりに考えてやってみた。
目次
窓枠に合板を貼って壁掛けの下地をつくる
壁掛け収納はどこでもいいんだけど、今回自分は窓の部分がいらないと感じたので、そのスペースを利用することにしただけだから、これから壁掛け収納をしたいと考えている人は、使い勝手の良い場所を選んだらいいと思う。
当たり前だけど、窓枠に合板を貼ってしまうと、当然のことながら窓を利用することは出来なくなるよ。
窓を開けて空気の入れ替えや、太陽光などの光も遮断してしまう。
だけど、木工DIYをするにあたって、大きな窓はかえって邪魔だったりもするんだよね。
木工DIYは機械で木材をカットしてる途中に木材が飛んで窓が割れてしまったり、道具がぶつかって割れたりする可能性があるから。
木工所なんかでも機械周りや作業する場所には窓はないか、窓を上の方に取付けるのが一般的じゃないかと思う。
合板を張る下地を入れて、家の床などによく使われる断熱材(スタイロフォーム)を入れてみた。
これによって、冷房や暖房の効きが少しでもよくなればって感じ。
多少の防音効果にも期待しているんだけどね。(近隣の迷惑にならない配慮)
断熱材を入れたら、下地にビスで止めていく。
今回は、作業台を置く場所の近くの2つの窓を合板で閉じたよ。
この合板が壁掛け収納の下地となる。
クランプとハタガネのラックを作る
クランプって言われる道具なんだけど、写真のような入れ物に入れていたんだけど、結構使いずらい。
雑な感じが満載(笑)
この際だから、吊下げるようなラックを製作することにした。
クランプ同士がぶつからない感覚を測って、墨線を引いて、鋸で溝を切っているところ。
ハタガネラックも同じようにして作ってる。
仕事場で使ってる横切り盤でやっているけど、テーブルソーを持っているならテーブルソーでも出来るよ。
材料はいらなくなった古い合板を使用してる。
鋸刃の切れ味が落ちているせいか、結構バリが出たので紙やすりでバリを取った。
自分の持っているクランプは鉄製なので、数多く吊り下げると重さでたわんだり、欠けてしまう可能性があったので、10本おきに補強を入れて作ってみた。
クランプラックの完成!
出来た、クランプラックとハタガネラックを窓枠に貼った合板にビスで止めてある。
この時、合板の下の下地は、ハタガネラックとクランプラックをしっかり止められるように下地を入れてある。
下地があるので長めのビスを使用でき、まとめると結構な重さになるクランプとハタガネのラックがしっかり固定できたと思う。
木工DIYではクランプやハタガネを沢山使用する場面も多いので壁掛けで収納すると使いやすいし、作業スペース広く保つことが出来る。
作業台に乱雑に置くと作業スペースがなくなってしまうので壁掛けは合理的な収納方法だと自分は思う。
クランプやハタガネについては下記記事を読んで欲しい。
-
参考初めに揃えたい【木工クランプ】の種類と使い方。
木工をやる人ならプロだろうが誰しも持っているクランプについて経験に基づいて解説していこうと思う。 クランプは材料を固定して安全に作業することにも使うし、ボンドなどを圧着するために使用したりする。 ボン ...
続きを見る
計測道具の壁掛けを合板でピッタリに作る
木工DIYをするにあたり測る道具は必須だよね。
これらも良く使う道具なので壁にかけて整理しておくと、「ノギスどこ置いてあるっけ?」とか「あれ?スコヤは?」なんてこともなくなる。
視覚で置いてある位置が捉えられるので、使いたい時にすぐに取り出せる。
使ったらすぐに戻すことで作業台の上もスッキリとした状態で使用できるので作業効率があがる。
合板で計測道具の形状で作り、その合板に乗せて収納としている。
自分なりに考えて、道具を上に乗せるだけじゃなく、少し引っ掛かりを作り、多少の揺れなどで道具が落ちないようにした。
道具を上に乗せた時に手前に出っ張りがあるので落ちにくい。
計測道具は精度が命なので、落としてしまうと微妙に曲がったりして狂ってしまう可能性がある。
精度に信用がなくなると道具としての価値はなくなってしまうので、計測道具の壁掛けをする時は、その点を注意したいところ。
道具を壁掛けにする場合、測る道具やその他の道具で、まとめておくことで、道具を使用する時によりわかりやすくなると思う。
測る道具については下記リンクから見て欲しい。
有孔ボードを利用した道具の壁掛け
有孔ボードは穴の開いた板状もので、ボード全体に等間隔で穴があいてるやつ。
DIYをしている方のブログやYouTubeなどで見かけることも多いんではないかと思う。
写真の有孔ボードは、穴のサイズが5mmで穴と穴の間隔(ピッチ)が25mmのものを使用しているよ。
板の厚みや穴のサイズやピッチは何種類かあるので、用途に合わせて選べばいいんだけど、写真と同じように使いたいなら上記サイズのものでいいと思う。
板の厚みは厚いほど頑丈なので、どのぐらいの重さのものを掛けるかで選べばいいんじゃないかな。
金具の位置などを自由に変えられるので、使いながら自分の使いやすいようにカスタマイズすることが出来るのがメリット。
有効ボードで使用できる金具。
ホームセンターの有孔ボードが売っている近くに、このような金具も売ってると思う。
有孔ボードの金具は単品で買うと高くつくので、まとめて買うとお得。
必要のない金具もセットになってるのが嫌であれば、単品で買う方がいいかもしれない。
パンチングボード用の木製フックなら金属よりも安く手に入れることができるので、木製フックを利用してもいいかもしれないね。
自分が購入する(した)有孔ボードの穴のサイズと同じ径を選ばないと使えないから注意ね!
木製フックの使用方法は簡単。
グリグリと穴に突っ込むだけ。(笑)
結構しっかりとしているので簡単に外れることはないと思う。
有孔ボードで壁掛けにする場合、有孔ボードをそのまま壁に取付けてしまうと金具のフックを差し込めないので必ず適切な隙間を作る必要がある。
ちなみに自分は左右に板を入れて隙間を作った。
左右に板をいれると一番端の穴が使えなくなってしまう。
自分で隙間を作れないって人は専用の止め具を利用するのもいいかもしれない。
有孔ボードと壁に15mm程度の隙間ができる専用の止め金具。
石膏ボードに止めたい時は、こんなのもあるみたいだ。
自分はこういった止め具を使ったことがないから、取り付け方法などは良く見てから購入してね。
市販のパンチングパネルセットを利用
これはコメリで売っていたパンチングパネルセット。
購入時で封をあける前。
中身はこんな感じ。
ビスをいれる箱みたいなの4つに、ドライバーなどを指せるやつ、スパナを置けるやつ、付属の金具。
コメリで特別価格として売っていて安かったので購入してみた。
2700円ぐらいだったかな?
自分で作ったり、有孔ボードにフック金具などを買うことを考えたらセットでこの値段は安かった。
DIYerなら自分で作れと言われそうだけど、費用対効果がいい、つまりはコスパがいい時は迷わず購入することにしてる。(笑)
ドライバーを差しておけるやつの樹脂は、ちょっと柔いので沢山さして重くなると樹脂が欠けるかもしれん!
値段が値段だけに致し方ないよね。
今の所、もう1枚のパネルが使わず残ったから、また有効活用できる場所があったら使おうと思う。
金具もまだ余ってることだし。
どこかで利用するとしよう。
まとめ
今回は自分自身が作業部屋を効率よく使うための壁掛け収納をあれこれ考えて実践してみました。
どんなに無駄なく整理しようと思っても、道具が増えたり、作業環境によっては不便に感じたりすることもあると思う。
「計測道具はこの辺りに塊りでまとめて壁掛けにしよう」とかざっくりとは決めといた方がいいとは思うけど、あまりキッチリしようと悩んでも辛いだけなので、楽しみながらやった方が絶対いい。
また、不都合なことがあったら、その時考えればいいだけさ。
今回の自分の壁掛け収納が他の人の役に立つかはわからないけど、自分だけの効率的な壁掛け収納を実現してみてください。