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治具

丸棒治具の製作【その2】!本体の組み立てとトリマーのレール(アングル)の取り付けまで。

前回の続きで、トリマーを使用して角材を丸棒にするための治具の製作だよ。

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今回は本体の組み立てとトリマーの乗せるアングルの取り付けまで。

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【丸棒治具】大小の材料に対応

丸棒治具の製作

Tスロットトラックのレールに沿って可動できるようにする。

この可動部分で大小の材料を挟み込めるようにしたい。

ボール盤で穴あけ

センターに墨付けしてボルトを通す場所にボール盤で2ヶ所に穴あけ。

ボルトの頭を金切鋸で切り落とす。

六角頭のついてないボルト(寸切りボルト)がなかったので、六角ボルトの頭を金切鋸で切り落とす。

このボルトは鉄製だと思うので比較的楽に切れた。

といっても手で切るからそなりに大変。

ディスクグラインダーとか使えば楽かと思う。

ステンレスだと手で切ってたら、この何倍もの時間がかかるとんじゃないかな?

切断したボルトのバリ取り

切断面がガサガサ(バリ)なので、鉄ヤスリでバリを取る。

スライドナットにボルトの取り付け

スライドナットに頭を切断したボルトを入れる。

丸棒治具の製作

穴をあけた部材にボルトを通して、ワッシャーを入れ蝶ナットをつける。

これで蝶ナットを緩めるとレールを可動でき、締めると固定される。

丸棒治具の組み立て

スライドさせる部材とベアリング部分の部材を下穴をあけてビス止め。

丸棒治具の高さ調整

ベアリングの穴は6mmなのでステンレスの丸棒を突っ込んで高さの確認。

本当はどちらか上下に少しは可動できるようにした方が、トリマーで少し削った後、平行が出ていないようであれば調節できると思う。

上下の可動はしないタイプで作っているので、この段階でなるべく高さを合わせて平行を出してる。

ベアリング部分の部材を上下に可動できるのであれば、ここはそんな慎重にならなくても削りながら平行を出せばいいのかな~って思う。

まぁここでいくら平行を見ても、アングルを取り付ける時にアングルも平行になってないと意味ないんだけどね。

【丸棒治具】部材を固定するボルトの取り付け

丸棒治具の製作

ボルトを通して両側からナットで挟み込む。

だけど、裏から入れたナットの穴が深すぎてしっかりと締め付けることが出来なかったので、後に回転させた時にナットが何度も緩んでしまう現象が起こった。

なので、後ろからのナットは外すことで、よくわからんけど安定した。

反対側はボルトの頭は切り落とさずに、そのまま後ろから突っ込んで表からナットで締める。

このナットも緩みそうだったので、後にもう一つナットでしめてダブルナットにした。

丸棒治具本体の補強

最終的には電動ドリルの動力の回転の力を借りて材料を回転させる。

その振動とかに負けないよう本体の補強をしとく。

丸棒治具製作

補強といっても直角の出た材を45°にカットしたものを取り付けるだけだけどね。

でも実際これがあるのとないのでは耐えられる負荷は格段に違うと思う。

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【丸棒治具】挙動の確認

丸棒治具に角材をセット

丸棒にするための角材をセットしてみる。

角材には中心にM6の鬼目ナットを入れてあるのでグルグル回してボルトに入れる。

角材固定用にナットも一ついれておいて、ある程度角材にボルトが入ったあらナットをスパナとかで締めて固定。

丸棒治具の製作

おお!ええやん!

なんか行けそうな気がする。^^

ここまで来ると完成が見えてくるよね。

【丸棒治具】可動領域を増やす

丸棒治具の製作

アングルを乗せるための材に当たってしまってこれ以上後ろに下がることが出来ない。

このままだと最大70cmぐらいの材料が挟めないので、後ろに下がれるように板を加工。

ボール盤で穴あけ

バンドソーで切りやすいようにカットするコーナー部分に穴をあけておいた。

バンドソーで加工

バンドソーはある程度の曲線は切れるけど、さすがに直角部分は無理なので先に穴をあけておくと楽。

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丸棒治具の製作

これで最大約70cmちょっとの材料が挟めるようになった。

フレキシブルシャフトの高さ調整

丸棒治具の製作

ベアリングに通したボルトがなるべく平行になるように角材でフレキシブルシャフトの高さを調整。

丸棒治具の製作

左右に動かないように板でフレキシブルシャフトを挟み込み。

まぁ何もしないよりはマシかな?って感じでやってる。

【丸棒治具】トリマーの乗せるアングルの取り付け

丸棒治具の製作

厚み3mmで20mm×20mmのアルミのアングルを用意したんだけど、距離が長すぎるせいか真ん中辺りが2mmぐらい沈むことにきづく。

30mm×30mmにすればタワミは少しはマシだったかも?

ステンレスのアングル

ホームセンターでステンレスのアングル、厚み2mmで30mm×30mmがあったので買ってきた。

厚み2mmだけど、こっちの方がタワミがほぼなかったので、こっちを採用。

厳密に言うと0.5mmぐらいタワむけど、後に角材でさらに補強することに。

丸棒治具の製作

アルミだったら簡単に穴があくけどステンレスに穴をあけるのはちょっと大変。

穴をあけたい箇所にポンチで叩いてドリルのキッカケをつくる。

ステンレスのアングルに穴あけ

穴あけは鉄工用ドリルを使用。

ステンレスは熱伝導率が低いらしい。

鉄なら加工物の鉄に熱が逃げていくのに対して、ステンレスは熱がその場から逃げにくい。

なので穴あけの摩擦で鉄のドリル自体に熱が溜まっていくので熱でドリルがダメになる。

そういう場合、切削油を穴あけ位置に垂らしたりドリルにつけたりして摩擦抵抗を減らす。

ステンレスに限らず、鉄に穴あけする時とかも切削油で摩擦抵抗を軽減させることがドリルの寿命をのばすことになる。

ステンレスに穴あけ

切削油はなかったので、スプレー式の機械油をドリルに吹きながらあけた。

ステンレスにあけた穴の皿取り

穴をあけただけだとビスが出っ張るので皿取りもしといたよ。

鉄工用とかステンレス用の皿取りビットを使ってね。

ステンレスに穴あけした場所にビス

皿を取っておくことでビスの頭を面にする、もしくは少し引っ込めることが出来る。

丸棒治具の製作

トリマーをベアリングのセンターにくるように置いてアングルの位置決め。

丸棒治具にアングルの取り付け

治具本体にアングルをビスで止める。

丸棒治具の製作

アングルはトリマーを移動した時にスムースになるように1mmぐらい余裕をみて取り付けた。

長くなってしまったので、続きは次回。

次回はついに、この治具を使って丸棒を作るよ!

また見てね~^^

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