木工DIYをするのであればインパクトドライバーは、1番最初に手にしたい電動工具だと思う。
用途は多岐に渡るけど、よく使うのはビスやネジを止めること。
インパクトを一度使用すると、手回しなんてやってられないって感じるはず。
先っちょに付ける物は簡単に取り外し出来て、様々な加工するためのビットに簡単に交換することができる。
初心者はインパクトドライバーとドリルドライバーを間違えがちなので気を付けよう。
でも実際いざ買おうと思っても「で?どれがいいの?」と悩むと思うので、参考にして欲しい。
目次
インパクトは木工DIYの作業時間を大幅に減らしてくれる。
木材をホゾやダボなどで接合しない場合の多くは、ボンド&ビスで止める人やり方がある。
そんな時、長いビスでも簡単に打つことが出来てとても助かる。
強さは三段階で変えられる。
右の電池マークみたいななのはバッテリー残量。
三つついていれば満タン状態ということ。
※自分はマキタの18vのインパクトを使ってるけど、メーカーやバージョンが違うと、この辺りの見た目が違うかもしれない。
インパクトを回すトリガーの力加減でも回転は少しコントロールできる。
強さMaxで使用すると、ビス頭をすべって木材を突いてしまうことがある。
慣れないうちはよく突いてしまう。
なので、慎重にビスを止めたい場合などは回転を弱める方がいいかも。
それでも、木工DIYを快適にするためには必需品だと思う。
自分の目的に適したインパクトドライバーは?
ネットを見回せば良い電動工具を持ってる人が多く、物欲センサーを刺激しまくっているが、何も真似してハイスペックなインパクトドライバーを買う必要もない。
マキタもハイコーキも同じインパクトドライバーでもプロ用とDIY用がある。
DIYでも、もちろんプロ用じゃなきゃダメな時もあると思う。
「自分はDIYやるんだから、絶対DIY用を買わなければいけない」
そんなルールはどこにもないし、DIYでも「その加工絶対プロ用でやったほうがいい」ってこともある。
プロ用かDIY用は何が違うかと言うと、パワー、精度、ハードに使う環境か、音(静音)など。
自分が何をしたいかでDIYでもプロ用を必要とする場面は多々ある。
そんなプロ用とDIY用を色分けでみる判断方法
- マキタはDIY用をグリーン、プロ用をブルー
- HiKOKIはDIY用をブルー、プロ用はグリーン
だけど、プロ用は何色か出ている。
だがマキタのDIY用は大体グリーン。
間違わないように型番で見分ける。
- マキタのプロ用はDから始まって、DIY用はMではじまる
- ハイコーキのプロ用はWで始まって、DIY用はFではじまる
これを覚えておくと間違いが減ると思うよ!
おすすめインパクトドライバー
左:10.8V、右:18V
バッテリーの大きさと使用時間は比例するけど、バッテリーが大きくなると言うことは重くなる。
写真で比べるとわかりやすが、バッテリーの大きさがこんなに違う。
持ってみるとわかるけど、ハッキリとわかるレベルの重さの違いがある。
分厚い板に長いビスを長時間連続使用するわけでもない場合、「マキタ」「ハイコーキ」の18Vや40Vは必要ない。
現在の主流は18Vで、18Vのバッテリーがあれば同じマキタの18Vの電動工具であればすべて使える。
なので、どうしても18Vを選ぶのが正義!みたいな風潮があるけど、DIYでちょっとした家具をビスで固定する程度であれば10.8Vで問題ない。
というか、18Vのインパクトは重くて取り回しが悪いし、インパクトを横にしてビスを打つ時など手が疲れる。
確かに18Vの方がパワーがあるし、バッテリーの使用時間も長いので、これはこれで欲しくなるけどDIYで最初に持つなら18Vじゃない方がいい気がする。
そういうのも、自分も最初に18Vを購入してそれしか使ってないから、「こういうもの」って思って使ってたんだけど、大工の友人の10.8Vを使うことがあったんだけど、「びっくりするほど使いやすい!」
その借りたインパクトは「マキタ インパクトドライバTD111(10.8V)」。
なんか手にすごくなじんで軽いし作業性が良かったので、めちゃ欲しくなった。
軽いので連続使用しても全然手が疲れない。
手が疲れてくると、インパクトを横にして打つ時、重いからビスの穴に合わせるのも大変になる。
10.8Vは、めちゃくちゃ取り回しがいい。
大工さんのように柱みたいな分厚い木にビスを打つわけじゃないなら、絶対10.8Vがおすすめ。
18Vのインパクトドライバーは、「本体・バッテリー・充電器・ケース」などのフルセットだと5万円を超えたりする。
価格帯は1万5千円~3万円ぐらいで出ている。
次の14.4VのハイコーキのDIYモデルに比べると値段は高いが、使用感はこっちの方が上だと思う。
コスパの良いインパクトドライバー
ハイコーキのDIYモデルとか価格もリーズナブルでお勧め。
まさにDIYのためのインパクトドライバーといってもいいかもしれない。
特にDIYをする上で、「他の充電式の電動工具を購入する予定もなく、とりあえずビスを打つのに欲しい」って人は迷わずこれ。
たまにしか使わないのに、あえて高い買い物をする必要もないよね。
おそらく14.4Vのインパクトの中では最安値かと思う。
がっつりDIY
マキタもハイコーキは主流はまだ18V。
充電式の「スライド丸鋸・丸ノコ・トリマー・ジョイントカッター」などでバッテリーを共有したい、もしくはすでに18Vのバッテリーを持っているのであれば、18Vのインパクトドライバーを持ちたい。
もはや現役の大工さんがバリバリ使う過酷な環境でも簡単には壊れない耐久性、バッテリー長持ちでパワーもある。
プロ用18Vも本体だけならビックリするような価格ではないのだけど、何も持ってない人が「本体、バッテリー、充電器、ケース」を購入しようとすると結構な金額になる。
初めてのインパクトを購入の場合は充電器とバッテリーは必要になってくるので最初は勇気がいるが一式で揃えたい。
これから色んな電動工具を購入予定の人、18Vでバッテリーを共有したい人はハイスペックのインパクトドライバーを選びたいよね。
自分は木工、DIY、大工の手伝いなどがあるので、マキタのプロ用18Vインパクトを1つ所持している。
だけど、作る物が小ぶりだったりちょっとした家具などの場合は18Vは重すぎるので10.8Vの方がおすすめ出来る。
リフォームなんかを主にするのであれば18V以上のものを使用するほうがいいと思う。
マキタは電動工具で世界シェア3位を誇るんだそうなんだけど、ハイコーキの方が使いやすいって人も多い。
マキタか?ハイコーキか?
私の友人の大工さんとその周りの人は、マキタがいい!って人もいれば、俺はハイコーキ!って人も多い。
どちらが優れているか?私レベルではわかるはずもない。
そもそも、DIYでマキタやハイコーキは電動工具の中ではハイスペックなものがおおい。
この辺りは好みとしかいいようがない気がする。
構造
名前にインパクトとあるが、それはどういうことかと言うと、普通のドライバーの回転に加えて打撃も加わる。
ビスが木材に到達した時に「ダダダダ」って音がするけど、この時インパクトドライバーの中の小さなおじさんがハンマーで叩いているとイメージしてくれればいい。
なので、下穴などをあけておかないとヒビが入ったり割れてしまうことがある。
硬い樹種などに穴をあける場合、打撃で割れてしまうことがあるかもしれない。
ビスなどは適切な下穴をあければ問題ないと思う。
穴あけに関してはケースバイケースで、普通の電動ドリルドライバーの方が方がいい場合もある。
使用方法
バッテリー交換
バッテリーがなくなってしまった場合の交換は、写真の場所を下に引きます。
下に引いたまま手前にスライドさせるとバッテリーが外れます。
バッテリーをはめる時は、外した時の場所からスライドさせて押し込めばはまる。
ちなみに、5.0Ahと表記されているものはバッテリーが5時間持つよってことらしい。
Ahはアンペア→バッテリの容量
Vがボルト→パワー
3.0Ah~6.0Ahまである。
もちろん数字がデカいほう充電なしで長く使える。
そのかわり容量がデカいので充電に時間がかかる。
バッテリーは2個あると便利
バッテリーがなくなったら充電するのは当たり前だけど、「充電している間はインパクト使えないじゃん」ってことになる。
もう一つバッテリーがあれば、バッテリがなくなったら交換して、なくなったバッテリーを充電しておくことで無制限で使うことができる。
こういう電動工具を使ったことがない人は「バッテリーってこんなに値段がするの!」と思うかも。
たかがバッテリー、されどバッテリー。
バッテリー式の電動工具を使っている人なら、たかがバッテリーなんて思わないはず。
バッテリー式電動工具の値段は三分の一はバッテリーと言っても過言ではない。
本体以外のバッテリーと充電器とケース。もしかしたら本体以外の方が高いと言っても過言ではないような。
出費は痛いが、快適に使うためにはやはり2個持ちが良い。
気休めになるかもしれないが、マキタの18vのインパクトを買えば、その他の18vシリーズの充電式電動工具と使いまわしが出来る。
マキタ18Vのバッテリー1つでこんなものが使える。
- 充電式インパクトドライバー
- 充電式スライド丸鋸
- 充電式丸鋸
- 充電式ジグソー
- 充電式ランダムサンダー
- 充電式ピンタッカー
今あげたのはほんの一部。
マキタのあらゆる充電式の18Vシリーズの工具にはすべて同じバッテリーがつくようになっている。
だからマキタ18Vの工具を買うと必然的に他の電動工具もマキタの18Vとなる。
例外もあるよ。
マキタ14.4Vのバッテリーは18Vのインパクトにも装着できるが、マキタ18Vのバッテリーは14.4Vのインパクトには装着できない。
バッテリーの共有問題については下記を読んで欲しい。
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ビットの交換
木工ドリルビットも付けられる。
指でつまんだ所を赤矢印の方向にひっぱった状態でもう片方の手でビットを抜きます。
ビットの脱着がとても楽。
ビットの脱着に関してはドリルドライバーより早くできる。
インパクトに差し込む形状は六角なので、差し込みが丸い形状のものだと取り付けることはできない。
下穴錐ビットも付けられる。
ビスを打つのと下穴をあける用で2つインパクトは持ってるとなおいい。
だけど、いきなり二つ買うのは勇気がいるはず。
最初は一つで十分。
インパクトの先っちょには紹介しきれない程たくさんのビットがある。
DIYの可能性が広がること間違いなしだと思う。
扱いには気を付けて
インパクトドライバーは慣れると手放せなくなるし、作業性がアップするし何より使って楽しい。
慣れないうちは、強さMaxで使うと怖いかもしれない。
弱めて使って慣れてから、強さを変えていけばいいと思う。
ビスなどを打っていると、勢い余ってビスから外れて「あっ!」てビットで気を突いて傷をつけてしまうことがある。
自分も未だに「あっ!」ってことがある。
作業によってはドリルドライバーの方が使いやすい場面もあるが、インパクトだけでもなんとかなるような気もする。
インパクトドライバーもしくはドリルドライバーをもし持っていなければDIYが辛くなるかもしれない。