京セラ「卓上スライド丸ノコ」レビュー

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電動工具

【京セラ スライド丸鋸TSS192 】は必要なことは一通り出来る!

少し木工をかじると1番最初に欲しくなる電動工具の一つ。

手鋸以外で木材を自分でカットすることが出来る。

木材カットはホームセンター頼みから一歩脱却。

使用頻度はかなり高いのでDIYでも持っていて損はないと思う。

スライド丸鋸を手にすると丸ノコをあまり使わなくなる人もいるぐらい便利。

自分の使っているスライド丸ノコは「KYOCERA(京セラ) 卓上スライド丸ノコ 190mm グレー TSS192 」ってやつ。

「マキタやハイコーキと比べると京セラ(旧リョービ)はちょっと見劣りする」って人もいるかと思うけど、この「京セラ スライド丸鋸」はDIYする人には本当におすすめ出来る機種だと思う。

8万円、10万円、クラスのスライド丸鋸に比べると多少見劣りするけど、ほぼ必要な機能は備わっている。

この「京セラ スライド丸鋸」を使って、出来ることなどを紹介したいと思う。

動画で見るとわかりやすいよ。

スライド丸鋸で出来ること

ちなみに自分が使っているスライド丸鋸は「京セラ(Kyocera) 旧リョービ 卓上スライド丸ノコ TSS-192」と言うもの。

友人の大工さんや仲間の大工さんは「マキタ」や「ハイコーキ」が多い。

リョービ使っているとか言うと「リョービかい!」ってクスっと笑われてしまう。

大工さんでリョービを使っている人は幾度見ないらしい。

確かに「マキタ・ハイコーキ」の価格の高いスライド丸鋸は出来ることが多少多いし、精度の面でもいいのかもしれない。

しかし、基本的に出来ることは備えているのでDIYで使うには超おすすめ

直線カット

スライド丸鋸

木材を真っすぐにカットすることが出来る。

スライド丸鋸で一番使用するカットがこれ。

丸ノコでも同じように切ることは出来るけど、丸ノコを出して丸ノコガイドを用意してなんてやってるより、木材を置いてガイドに当てて上から刃を降ろしてスライドさせるだけでカットする方が早い。

スライド丸鋸レーザー

この「京セラ スライド丸鋸TSS192」はレーザーで墨線を照射できるので、どの位置で刃が当たるのかがわかるのでとても便利。

家具なんか作る時は完成寸法で切る前に大体で部材を切りたい時なんかはレーザーを使って効率よく切れる。

レーザー位置合わせ

レーザーマーカーの位置合わせは二つのダイヤルで出来る。

手元にあるので調整も楽。

テーブルを斜めにしてカット

スライド丸鋸斜めのやり方

テーブルを斜めにする方法。

一番手前にあるやつを回してゆるめる。

スライド丸鋸斜めのやり方

ゆるめたら、矢印の部分を写真のように上に押し上げるとロックが解除されるので左右に動くようになる。

スライド丸鋸

木材を45度でカットすることが出来る。

直線カットの次に使用場面の多い切り方。

手鋸で切るより、上から刃を降ろしてスライドするだけで一瞬で切れるので、めちゃ早い。

スライド丸鋸45°カット

反対の45°カットも出来る。

0°と45°の所ではカチンと止まるように出来ているので、45°にするとき0°に戻す時も目盛りをじっくりみる必要もない。

刃を斜めにしてカット

スライド丸鋸の刃を45°にするやり方

刃を45°にするには、後ろにあるハンドルのロックを解除すると刃の傾きがフリーになる。

スライド丸鋸の刃を傾ける時、バイスが邪魔をする

刃を傾ける時にバイスが写真のようになっていると傾きの邪魔になるので、反対側を向けておこう。

スライド丸鋸

木材の木口を45度でカットすることが出来る。

テーブルを斜めにした45°より、若干刃を傾ける使い方の方が多いかもしれない。

スライド丸ノコの刃が傾かない方

ただ、反対側には傾斜することはできないから注意。

写真の矢印の方向には傾かない。

マキタなんかの値段の高いモデルのやつなんかは、両方45°で傾斜できたりするけど、正直必要なのか?とも思う。

でも、両方傾斜できたら便利なのは間違いない。

切り込み深さの調整

スライド丸鋸の刃の深さ調整

スライド丸鋸は切り込みの深さ調整ができる。

できないタイプのやつもあるかもだけど、この京セラのは出来る。

切り込みを途中で止めたい場合は写真の①~④を見て欲しい。

  • ①ストッパーを回転させセットする
  • ②ストッパーをセットしたところ
  • ③深さ調節をハンドルを回して好きな深さに設定する
  • ④刃がストッパーに当たってとまる
スライド丸鋸の隙間

切り込みストッパーを使うと、刃の一番深いところで位置を決めているのだけど、下まで刃が降りないので一番奥が刃が当たらくなる。

その場合は端材などを間に入れて、刃の深い所があたるようにする必要がある。

使用するスペースが必要

スライド丸鋸のスライド距離の説明

スライド丸ノコはコンパクトに見えて、スライドするとフレームが後ろに出るので壁の近くで使用する場合は注意が必要。

スライド丸鋸のスライドで後ろに出る距離

一番手前にある状態から、一番後ろにスライドさせた時は約18cmぐらい。(余裕をみたら20cmぐらいかな)

集塵袋が目安になると思う。

スライド丸鋸を置いた時に集塵袋があたらないスペースが確保できていれば使えるってことだ。

DIYで使うスライド丸鋸の選び方

スライド丸鋸で大きく違ってくるのが切断寸法。

マキタは305mmハイコーキは312mm

自分の京セラは220mm

言ってみれば9cmぐらいの違い。

そりゃ、より大きい物がカットできることに越したことはないのだが、正直スライド丸鋸に自分はそこまで求めていない。

どの道、テーブルの天板などの大きさのカットは出来ない。

大工の手伝いに良く行っていたからわかるが、フローリングを貼る時にフローリング材を切るのだけど、このフローリング材の規格が一尺(30.303cm)なんだよね。

だからマキタやハイコーキはこれを一発で切れるようになってる。

スライド丸鋸を一番使う人は誰かかと言うと大工さんなんだと思う。

だから大工さんに合わせて使いやすいように開発されているんじゃないかな?

大工さんでもフローリング以外で何を切るかと言ったら、間柱とかの三寸の一寸(約9cm×3cm)とか三寸の一寸五分(約9cm×4cm5mm)。

天井下地の野縁1寸2分(36ミリ)×1寸3分(39ミリ)を切るとか。

話がそれたけど、フローリングを切らないのであればそこまで切断寸法にこだわる必要はないと思う。

自分の使い方としては、今の所この京セラで満足している。

思っていたより直角精度や切断面も綺麗だった。

レーザーはあった方がいい?

スライド丸鋸

この「京セラ スライド丸鋸」は3万4千円ぐらいなんだけど、この価格帯でレーザーが付いているってのうれしい。

なければないで、そういうもんだと思って使うと思うけど。

マキタやハイコーキは標準でレーザーはついている。

レーザーがないと刃を降ろさないと切断ポイントがわからない。

大体のカットをしたい時には、このレーザーが活躍する。

スライド丸鋸のスイッチの手元の方にレーザーの標準を合わせるダイヤルがついているのも使いやすい。

材を押さえる簡易バイスで材を押さえる

スライド丸鋸には材を押さえる簡易バイスが付いているものが多い。

スライド丸鋸

スライド丸鋸は大きい刃の近くで加工するのに構造上視認性が悪い。

視認性の悪い中、刃の近くで手で押さえるのは狂気の沙汰だ。

初めは怖がってそういうことはしないけど、慣れてくると危ない。

普段から材を押さえる簡易バイスを使う習慣をつけよう。

スライド丸鋸

①のボルトを締める。

②のツマミを回して材をしっかりと固定する。

あまりグイグイ締めると材が凹んだりキズがつくの注意。

緩いと材が動く。

使ってると丁度いい締め具合がわかってくるから大丈夫。

バッテリー式かコード式か

自分はDIY工房があるからコード式でコンセントに挿して使っている。

据え置きで使っているので問題はない。

移動する予定もない。

バッテリーは充電がなくなれば充電しなければならないので、それが面倒。

持ち運びして使いたいならバッテリー式がいいし、電源がない所でも使うことが出来る。

なによりバッテリー式はコードに足を引っ掛ける心配がないのも利点。

それぞれ自分に合ったスライド丸鋸を使えばいい。

間違えやすいから気をつけて!

卓上丸鋸とスライド丸鋸は違う。

価格も安いし、スライド丸鋸と見た目が似てるから初めて買う人は間違えちゃうかも。

読んで字のごとく、卓上丸鋸はスライドしない。

上からただ降ろして切るだけの電動工具なので切断寸法は短いのは言うまでもない。

もちろんそれを知った上で卓上丸鋸を買うのであればそれはそれで問題はない。

おすすめスライド丸鋸

京セラ 卓上スライド丸鋸

京セラ 卓上スライド丸鋸ATSS192

  • 刃径:外径190mm 刃厚2.0mm
  • 最大切断幅:220mm
  • 切断種類:角度切り、斜め切り、複合切断
  • レーザーあり
  • コード式
  • AC100V

DIYで1番オススメなのが「京セラ 卓上スライド丸鋸」

この価格帯でレーザー墨付けもついていて、スライド丸鋸で出来ることは一通りできる。

価格、機能ともに費用対高価のバランスのとれたスライド丸鋸なのでDIYで使うには最高。

DIYには十分すぎる機能を兼ね備えていると思う。

HiKOKI(ハイコーキ) 卓上スライド丸鋸

HiKOKI(ハイコーキ) 卓上スライド丸のこ 刃径190mm FC7FSB

  • 刃径:外径190mm 
  • 最大切断幅:305mm
  • 切断種類:角度切り、斜め切り、複合切断
  • レーザーなし
  • コード式
  • AC100V

京セラスライド丸鋸ATSS192と比べると、これはレーザーがついていない。

ただ、その変わり色んな人の動画やレビューを見ると、直進の精度はかなりいいみたい。

自分は持ってないのでなんとも言えない。

価格的は京セラとあまり変わらないので、最大切断幅305mmあるので、なるべく精度良く幅の広い材料を切りたいのであればハイコーキの方がいいかもしれない。

マキタ(Makita) スライド丸鋸

マキタ(Makita) スライド丸鋸M244

  • 刃径:190mm
  • 最大切断幅:312mm
  • 切断種類:角度切り、斜め切り、複合切断
  • レーザーなし
  • コード式
  • AC100V

この価格帯のスライド丸鋸の中では、もっとも最大切断幅があるので、幅広の材料が切れる。

と言ってもハイコーキと比べると7mmの違いだ。

京セラとは明確に切断幅は違うから、幅広の材を切りたい場合は「マキタ」か「ハイコーキ」になると思う。

このスライド丸ノコのチップソーの取り外し・取り付け方法については下記記事を見て欲しい。

スライド丸ノコの刃の交換方法
参考スライド丸ノコのチップソー(刃)の取り外し・取り付け方法を知っておくと刃を交換する時に役に立つ。

今回はスライド丸ノコのチップソーの取り外しと取り付けを解説したいと思います。 実際に刃の交換は今回しませんが、刃を交換する時にアタフタしないように自分用の記録として残しておく意図もあるんだよね。 電動 ...

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