正直、知らなかったんだけど自分はずっと「コンベックス」のことをスケールと言っていた。
似たような用語をおさらいしてみよう。
- メジャー(帯状)
- スケール(メジャーの別称)
- コンベックス(メジャーの一種)
スケールはメジャーの別称なんだそうだ。
だけど、大工さんも普通に巻尺のことをスケールって言ってたぞ?
建築現場などでは、普通にスケールでも通じるらしい、まぁ皆が共通でわかっていれば問題ないってことかな。
コンベックスは、薄い金属製で凸型に湾曲していて直立性に優れた巻尺、とか何とか定義されているみたいだ。
一般的には、このコンベックスをスケールって言ってる人多いと思う。
たぶんネットで検索する時に「スケール」で検索して探す人も多いんだろうな、商品名に検索で引っかかるようにスケールってのが入っている。
精度を必要とする時の計測には自分はあまり使わないが、ざっくりと測る時はめっちゃ便利。
その他にも、製作依頼された家具を配送業者にて送る時には三辺の計で料金が決まるのでコンベックスで測ったりする。
ただ、三辺の計を測るには、帯状のメジャーの方がいいかもね。
大工さんが使うようなやつを巻尺、それ以外をコンベックスと呼ぶことにする。
コンベックス(スケール)の先端の金具については下記記事を読んで欲しい。
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コンベックス
赤丸のタイプのコンベックス、あまり大型の木工作品を作らないのであればこれで十分かと思う。
ホームセンターなどで安価で売っているはず。
写真の物はストッパーもついているので、ロックをかければ引きだしたコンベックスが勝手に戻ることはない。
コンベックスの測れる長さが大きくなるにつれテープの巻きも多くなるので形も大きくなるし、重くなる。
2mぐらいが軽くてポケットに入れても気にならないし、取り回しも良いのでオススメ。
上の写真はロック機構があるタイプで、テープを伸ばしてロック機構を下にスライドさせることでロックがかかりテープを固定してくれる。
ロック機構のついてないものもあるので注意が必要。
テープを伸ばしたらそのままロックしてくれる物もある。
家のリフォームなどをしたい時
家のリフォームなど、やることの対象が大きいものの場合は大工さんが使う巻尺がいいと思う。
リフォームなどは部屋の隅から隅までを測る、床から天井までを測ることがある。
その場合は2mぐらいのコンベックスでは話にならない。
5mは欲しい。
自分が持っているのは「タジマ剛厚5m」の巻き尺。
もちろんストッパーもついている。
剛厚って何?
「言葉の意味はわからんが、なんか凄そう」って思うけど何がすごいのか?
ちゃんと意味はある。
剛性が強い。
百聞は一見にしかず、巻尺を伸ばした時折れにくい。
対象が大きいものを測る場合簡単に折れてしまうと使いずらい。
折れないと何がいいのか?
イメージして欲しい、家のリフォームをしているとして部屋の隅から4mの場所を知りたい時、いちいち部屋の隅まで行ってられない。
なので、スケールを伸ばして先っぽを部屋の隅に当てて測る方が効率がいい。
先っぽを引っ掛けて測る時も先っぽを持って引っ掛ける場所までなんて行ってられない。
だから伸ばして引っ掛ける。
そういう使い方をするのに途中で折れ曲がってしまったら測りづらくてしょうがない。
だから、この手のスケールは大工さんが使うのが主。
大工さんはすぐに折れ曲がらない巻尺の方が使い勝手いい。
なので、剛厚と書いてあると「お!こいつは折れにくいやつだな」って感じ。
自分は大工の友人の手伝いをする時は、この巻尺を使っている。
尺目盛スケールの目盛りの読み方は下記記事を読んで欲しい。
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コンベックスを選ぶ基準
コンベックスを選ぶ時の基準は?
- コンベックスを伸ばした時に、「自分で固定できるロック機構がある」「自動で固定してくれるオート機能がある」「ロック機構がない」があるか?
- 目盛りのついているテープの素材は水や錆びにつよいか?
- 先端の爪が、固定されているか可動式か?
- JIS1級規格を取得しているか?
- コンベックスのケースの素材は?
※寸尺目盛りがついているものはJIS規格外となる。国内ではメートル法で統一されているから取得できないのか?
テープの素材は錆びにくいに越したことはない。
先端の爪が動く物と動かないものがある。
爪は動くコンベックスの方が多いんじゃないかと思う。
動く爪は、引っ掛けて測る時に引っ張った状態で0になるように出来ている。
特段理由がなければ動く爪を選べばいいと思う。
信頼できるメーカーのコンベックスであればJIS規格1級でなくても大丈夫だと思う。
自分も特に気にしていない。
コンベックスのケースとは外観が何の素材で出来ているのかなんだけど、落としたりした時に家具や床がキズがつきにくい素材か?が大事。
コンベックスは長い距離を測れると当然大きくなるし、その分重くなる。
ポケットに入れて持ち運びしやすいなら2mが良いと思う。
しかし測れる距離が短いと巻尺のメジャーの幅が狭くなるので、いっぱい伸ばそうとすると折れ曲がりやすい。
取り回しが良いので2mのコンベックスは持っておくと便利。
2mじゃもの足りないって人は3.5m。
リフォームでもやらない限りは、大体この長さで事足りると思う。
無垢の木でテーブルを作るとしても3mのテーブルをDIYで作るってあまり聞かない。
自分も持っている「タジマの剛厚5m」のメートル表記のやつ。
自分の持ってるやつは、片方の目盛りはメートル法だけど、もう片方の目盛りは「尺貫法」だ。
DIYでこれを購入してしまうと使いずらさMaxだと思う。
正直DIYでは持て余すレベル。
デカいのでポケットにも入らないサイズだ。
重さも結構な重さだ。
大工の手伝いに行った時は大活躍する。
大工さんは腰袋をしているので、巻尺はその中に入れている。
長く伸ばしても折れ曲がりにくい。