マイターゲージを新たに購入したので、テーブルソーの便利なアクセサリーである「マイターゲージ」と「フェンス」について解説したい。
これらのアイテムを組み合わせることで、テーブルソーをさらに使いやすくし、安定した横切りや多様な加工が可能となる。
マイターゲージは、テーブルソーの刃と直角になるように配置されたゲージで、素早く正確な角度切りを行うために使用される道具。
一方、フェンスは作業物を安定させるためのバーであり、切断や溝切りなどの加工を容易にするものでマイターゲージに取付けて使用する道具。
このブログでは、まずマイターゲージの取り付け方法から解説するので参考程度に見て欲しい。
適切に設置されたマイターゲージは、安定した横切りを実現し、素早く効率的な作業が可能となるよ。
さらに、フェンスの取り付け方法やその役割についても詳しく紹介できればと思う。
フェンスは作業物をソーの刃に対して正確に位置固定し、作業中のズレや不安定さを防止することが出来るので、マイターゲージ単体よりも安定する。
これにより、テーブルソーを使用した様々な加工作業がスムーズに行えるので、持ってないのであればぜひ手に入れたい。
マイターゲージとフェンスを組み合わせることで、より正確で安定した加工が可能となる。
自分が購入した「マイターゲージ」で自分が組み立てていく過程で思ったことなどを説明していくね。
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目次
付属のマイターゲージと購入したマイターゲージの比較
自分が使っているテーブルソーは「SKILSAW SPT99T-01」ってやつなんだけど、付属でついてたマイターゲージがあったんだけど今一なものだった。
ポータブルタイプのテーブルソーの中では優秀でマイターゲージには期待していなかったのでしょうがない。
どの辺が今一だったのか説明しよう。
付属のマイターゲージ
写真右側が「スキルソー」に付属でついてたマイターゲージ。
付属のマイターゲージに一ヶ所だけスロットランナーがついてるけど、これはガタツキを補正するものではないからね。
テーブルソーのマイターレールを横から見るとこんな形状をしている。
つまり、マイターゲージのスロットランナーが中の溝にハマって使用中にレールから飛び出すのを防いでくれる。
スロットランナーは、それだけの役目。
スロットランナーが一つついているだけど、遊びを調整できる機構がないので、マイターレールに入れると左に寄せると右に隙間ができ、右に寄せると左に隙間ができる。
ようするに「ガタガタ」するってことだ。
これでは精度のいい加工は期待できない。
まぁ、どっちかに寄せながら使えば使えなくもないが、毎回だと結構ストレス。
安いマイターゲージは大体こういう感じ。
購入したマイターゲージ
購入したマイターゲージはスロットランナーの他に、写真の矢印の部分に隙間を調整するのが4箇所ある。
付属の一番細い六角で右に回すときつくなり、左に回すと緩んで遊びができる仕組み。
遊びの部分のクリアランスを調整できる。
それが4箇所についているので遊びがなくなることでガタガタ動かなくなるので精度の良い加工が出来るってわけだ。
新しく購入した理由としては「クリアランス調整」これが一番の理由。
マイターゲージにつけるフェンスで横切りの安定
今回購入したマイターゲージはフェンスが取り付けられる。
マイターゲージ単体で使うより、フェンスがあると材を広い幅で保持できるので安定して使える。
フェンスの魅力はストッパーが付けられるってこと。
この商品は「マイターゲージ、フェンス、ストッパー」などがセットで売られていたもの。
このフェンスがあることで、同じ長さで材を量産することができる。
切りたい木材に寸法を測っても、繰り返し切っていると全部が微妙にズレが生じる。
ストッパーにあてて切ることで同じ寸法になりやすいのは、分かってもらえるんじゃないかな。
ストッパーはフェンスの長さまでとなるので、このフェンスだと47cmぐらいの長さまで横切りできる。
それ以上の横切りをしたいのであれば、1mのアルミフェンスとストッパーを別途購入すれば使えるはず。
ただ、テーブルソーの天板が小さいのでテーブルソーの横に同じ高さの台などを作るとフェンスが安定すると思う。
角度調整や微調整
マイターゲージは、どんなやつでも角度を変えられるような仕様になっている。
ただし、目盛りと矢印を合わせるやつだと自分の目で確認しなければならない。
しかし、このマイターゲージは三角の溝に入れるだけなので目視での間違いを防げる。
角度を変えるには写真の二つのハンドルを緩める。
ハンドル(ツマミ?)を緩めると角度に固定が外れるので、持ち手のハンドル部分が角度ダイヤルの固定になっているので緩めることで、好きな角度にすることができる。
45°にしたいなら45°のところに綺麗にささるようにして、それぞれを固定する。
フェンスと刃が直角になっているか確認しよう。
この90°をしっかりと出しさえすれば他の角度は、先ほどの目盛りダイヤルの溝に入れるだけで精度は出るはず。
矢印のネジを付属の六角で全部緩めるとガタガタと少し動くので、90°を見ながら締めなおす。
もちろん、この商品の場合の調整はそうだってだけなので、違うやつは説明書を読んでね。
直角が出せたら、試し切りをして確認しよう。
セッティングで90°を見ても、実際に切って確認するのが確実。
45°で二つ切って、合わせた時に90°にちゃんとなってるのか?などを見ると尚いい。
フェンスもテーブルに対して直角になっているか確認しよう。
自分は最初から許容範囲内だと思ったので何もしてないけどね。
フェンスの角度調整は矢印の部分を付属の六角で回して調整。
使い方色々
一般的な横切りとして使う。
この切り方が一番よく使うと思うのでマイターゲージの直角の精度は大事。
そのためにも、クリアランス調整のあるマイターゲージやフェンスが必要だと思う。
45°カットも良く使う。
スライド丸鋸でも45°カットも出来るが、スライド丸鋸は微調整に融通がきかない。
テーブルソーでは45°の精度が出しやすい。
45°で切る場合は、フェンスと刃に直角三角形の定規などをあてて確認しよう。
信用できる45°で刃とフェンスで設定する現物合わせが一番確実。
ちなみに、このマイターゲージとセットで売られていたフェンスは、ルーターテーブルなどで「あられ組」などが出来るフェンス。
テーブルソーでは必要ないのでネジを外して取り外して使ってる。
これがあると邪魔して材がフェンスにあたらないからね。
使い勝手
このマイターゲージのハンドルは結構大きくてしっかりとして持ちやすい。
ハンドルは握りやすく、ガタツキがないようクリアランス調整もしてあり、90°の調整をしっかりとしてあるので、材料をセットしたらハンドルを前に推し進めるだけで精度よく切れる。
付属のマイターゲージと比べると段違いで使いやすい。
まとめ
テーブルソーは縦に挽く時のフェンスは最初からついているが、横に切りたい場合は付属のマイターゲージを使うしかない。
付属のマイターゲージが遊び(ガタツキ)を調整できるものであればいいけど、そうでない場合はもうちょっと使い勝手のいいマイターゲージが欲しくなると思う。
マイターゲージの精度が加工の精度に直結するから、結構重要な道具だと思う。
マイターゲージのクリアランス調整、フェンスで安定した横切り、がテーブルソーで精度よく加工するキモになるってお話でした。
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