丸棒治具を使ってトリマーで加工

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治具

丸棒治具の製作【その3】各部補強とトリマーを使用して角材から丸棒へ。

木工DIYで自分で「丸棒治具を作って角材を丸棒にしたい!」と思いを実現するべく製作が始めました。

初めて作るものは戸惑いも多いけど、だんだんと形になっていくのは楽しい。

今回は治具の補強を少しと、やっとトリマーを使用して角材を丸棒加工していくよ。

丸棒治具の製作その他の記事は下記リンクから。

丸棒治具の製作、その1

丸棒治具の製作、その2

丸棒治具の製作、その4

動画も見てね!

丸棒治具の各種補強

治具としては、ある程度形になったんだけど、所どころ強度的に心配な箇所があったので補強していきます。

ステンレスのアングル補強

丸棒治具

厚み2mm、30mm×30mmのL型のステンレスのアングルなんだけど、かなりしっかりはしているものの距離が長いこともあり真ん中辺りで0.5mm程度沈む(たわむ)ようなので角材で補強することに。

作業中は力が入ることも考えるとなるべくタワミがないのが望ましいんじゃないかと思う。

丸棒治具

こんな感じでアングルに角材をくっつけることでさらに強度が得られるんじゃないかと考えた。

角材を黒く塗装

角材をそのまま取り付けても良かったんだけど色味が少し寂しいのでアクリルスプレー(ブラック)で塗装。

作業部屋の中で吹くと匂いが籠るので野外で塗装。

風が少し強かったのでやりずらかった。

風が強いとスプレーの噴射が流されちゃうんだよね。

丸棒治具の組み立て

アルグルと角材をビスで止めていく。

丸棒治具の製作

アングルの補強が出来た。

実際に真ん中辺を押してみたけどトリマーの移動ぐらいじゃビクともしない感じ。

可動部分の補強

丸棒治具の製作

矢印の部分を補強しとくことに。

こういうL字でつけた部分で結構もろいんだよね。

丸棒治具の製作

こんな感じで補強した。

ちょっとしたことだけど強度はかなり上がるんじゃないかと思う。

フレキシブルシャフトのコード受け

丸棒治具の製作

フレキシブルシャフトのコードがあっちこっちフラフラ動くので、治具内ではなるべく真っすぐになるようにコード受けを取り付けることにした。

丸棒治具の製作

こんな感じのコード受けをつけてみる。

丸棒治具の製作

角材の長さに応じて可動させる時に、これならコードも安定しそう。

丸棒治具の補強

アングルを乗せた材の下を加工して空洞になってるので上からの力で壊れないように少し補強することに。

丸棒治具の補強

ホームセンターで売ってたこんな感じの金具をビス止め。

空洞になっていない場所左右からつけたので補強になったと思う。

加工前の準備

準備

角材の中心をキリで突く

ドリルで穴をあけるために角材の中心を出してキリで突いておく。

そうすることでドリルの先端を位置合わせしやすい。

角材に鬼目ナットを埋める穴をあける

本当はボール盤で真っすぐ穴をあけたいが、角材が長く入らないので写真のような感じで穴をあける。

この穴があまりに曲がってしまうと角材を取り付ける角度が変わり治具に取付け出来ない可能性もある。

穴あけに使用しているドリルは竹用ドリル8mm。

竹用ドリルについては下記記事を読んで欲しい。

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角材に穴あけ

M6の鬼目ナットを入れたいので下穴は8mmであけたよ。

角材に鬼目ナットを埋め込む

六角レンチを使って入れていく。

レンチサイズは6番(6mm)。

反対側にも同じように鬼目ナットを埋め込む。

角材の角を面取り

治具に取付ける前に角材の角をトリマーで落とした。

角材のまま治具に取付けてもいいんだけど、ある程度落としておくと時間短縮になると思う。

それに、ある程度丸くなるまではビットの刃への負荷が高いような気がする。

ある程度丸くなると負荷は少し減少するんかなぁって感じ。

ボーズ面ビット

使用したビットは「ボーズ面ビット」。

面を取った角材

こんな感じで角が少し丸くなった。

この角材はヒノキでマルトクショップで購入した物。

マルトクショップについては下記記事を読んで欲しい。

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治具に角材の取り付け

丸棒治具に角材の取り付け

角材に埋め込んだ鬼目ナットにボルトを回しながら入れてく。

丸棒治具に角材の取り付け

反対側も同じようにボルトを入れてく。

丸棒治具に角材の取り付け

鬼目ナットの中にボルトをある程度入れたらナットを締めて角材を固定。

角材を回転させる仕組み

電動ドライバー

角材を回転させるための動力源はこの電動ドライバー。

電動ドライバーはチャック式。

回転を調節できるダイヤルがついていると便利。

電動ドライバーの固定方法は色々考えられると思うけど、僕はバイスに挟んで固定した。

丸棒治具の仕組み

電動ドライバーのスイッチを入れるとフレキシブルシャフトのコードを伝って先端に回転を伝える。

フレキシブルシャフトは離れた2点間の回転運動を伝えることができる。

フレキシブルシャフトを使わないで、電動ドリルドライバーで直接ボルトをくわえて回転させることも勿論できるし、そっちの方が簡単かも。

今回みたいにアングルを取り付けてその上をトリマーで削るので、電動ドライバーは大きいので何かと邪魔になると思ったんだよね。

コード式の電動ドライバーだとバッテリーがなくなることがないので安心。

バッテリー式でも問題ないと思うけどね。

これしかなかったから今回はこれを使用した。

治具を使用してトリマーで加工

トリマーにエンドミルを取り付け

回転しているものを加工するのは初めてなので、どんなビットを使用するのが最適なのかはイマイチわからなかった。

今回は木工で使用するビットじゃなく金属用のエンドミルを使ってみることにした。

金属用だけど木工でも使える。

エンドミルは他のDIYerも使用しているのをチラホラ見かけるぐらい最近では良く目にする。

丸棒の加工イメージ図

最終的にはこんな形状にしたい。

角材の部分を少し残す感じ。

丸棒治具の製作

角材で残したい部分にそれ以上トリマーが移動できないように板に両面テープを貼ってストッパーとした。

丸棒治具で角材を丸棒にする

それでは、待ちに待った丸棒治具でトリマーで角材を丸棒にしていく!

丸棒治具で角材を丸棒

実際やってみると、トリマーの刃(ビット)先端に負荷があるのでちょっと怖い感じ。

刃の出し過ぎには注意したいところ。

慣れるまでは刃が角材に触れるか触れないかぐらいの所でやった方がいいかも。

いっきに3mmとか5mmとか削ろうとすると刃が欠けるか治具が壊れるかもしれないですよ。(マジで)

慣れてくると大体これぐらいならいけるかなってのがわかってくる。

丸棒治具

ちなみに切屑がすごいので、集塵ホースでトリマーの横を移動させながらやってみた。

結果を先に言うとほぼ意味なかった。(笑)

面倒なだけだから辞めた。

手動で動かしてるので、トリマーと集塵を両方に気がいくので肝心の加工に集中できん。

集塵効果があるならまだしも、ほぼ皆無ならやる価値なしだ。

丸棒治具

番数の粗いペーパーがなかったのでランダムサンダーの80番を使用。

トリマーで削った加工跡が大体これで取れた。

ガサガサしてるのが綺麗になったら、次に150番。

仕上げに240番をかけて仕上げたよ。

番手を上げれば上げるほど表面はツルツルになるので、どこまでかけるのかは自分次第。

丸棒完成

丸棒治具

出来上がった丸棒を治具から取り外す。

角棒を固定したナットを緩めて取り外す。

丸棒

角材と丸棒の境目がバリが出てしまっているのが今後の課題。

少し寸法を大きく見てたのでバリの部分は鋸で切ったりノミで成形しようと思う。

この境目は最初に切込みを入れて木の繊維を切っておけば解消するかも。

テーブルの丸棒脚4本

テーブル脚4本分の加工が終わった~。

丸棒治具で加工した丸棒

今回はデザイン上あえて角材部分を残したけど、端から端まで丸棒にすることも勿論できる。

丸棒治具で作った丸棒

丸棒部分については自分的には大満足。

まとめ

「角材を丸棒にしてテーブル脚にしたい!」って思いがようやく叶ったよ。

本当はテーパー(角度)をつけた脚とかにも対応したかったけど、とりあえず普通の円柱の丸棒が作れれば満足。

この治具で自分で丸棒を作れるようになったので既製品の丸棒に頼らなくても何とか作れるぜよ。

まぁ、この治具の耐久性がどれだけあるのか知らんけど。(僕の作りが適当なので)

丸棒にしていく過程で切屑がすごいのが気になったので、次回は切屑対策をしたいと思う。

「え?まだ続くの?」

ええ、まだ丸棒治具ネタを引っ張ります!

次回、丸棒治具切屑対策編。(漢字だらけ)

乞うご期待。(笑)

ちなみにこの治具製作にあたり「三畳工房ハル」さんって方のYoutube動画を参考にさせて頂きました。

この動画に出会わなければ作ることはなかったであろうと思うので、大変感謝。

僕の治具作りよりとても参考になるので下記リンクに動画のリンクを貼っておきます。

「三畳工房ハル」トリマーで作る丸棒ジグ

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