木工DIYにおけるテーブルソーの役割は木材を切るための電動で動く木工機械。
木材をカットするための電動工具で「丸鋸」「スライド丸鋸」などがあり、それぞれ得意な部分があるんだけど、「テーブルソー」は様々な加工が出来る。
そのテーブルソーなんだけど、卓上タイプなんかは機械の高さが低いから台を作ってその上に乗せなければ使いにくいんだよね。
このデウォルトのテーブルソーみたいなやつ、このまま床に置いて使うには、とても使いずらい。
もちろん、専用の台などは別売りか、テーブルソーとセットで販売されていたりする。
テーブルソー自体、そこそこなお値段がするので、台は自作する人が多いんじゃないかな?
さて、テーブルソーの台を作る時の高さってどのぐらいが使いやすいの?って思う人もいると思う。
今回は最近買ったこのSKILSOW(スキルソー)っていうテーブルソーの台を作ってみようと思う。
実際、私もいざ作るとなると高さってどのぐらいがいいのかな?って思った。
ネットで自作している人などを参考に自分なりに作ってみることに。
SKILSOW(スキルソー)SPT99T-01のテーブルソーについては下記記事を読んで欲しい。
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目次
テーブルソーの丁度いい高さを考える
「機械を置くだけの台なんてチャチャッと作れるんじゃん」って思うけど、いざ作ろうと思うと色々な問題に直面する。
それらを無視して作ると、後で作り直す羽目になっちゃうかもしれない。
作り直すとしたら、材料費が余計にかかるのでなるべく避けたい。
作り方に関しては、ビスで止めようが、ダボで接合しようがなんでもいいと思ってる。
こういう機械の台を作る時に重要なのは、使いやすい高さなんじゃないかと自分は思う。
既存の機械の高さを参考にする
プロが使う機械の高さなどを参考にするのもいいと思う。
例えば、この横切り盤の高さを参考にする。
この横切り盤を使って不便を感じたことはない。
そもそも、使いやすい高さが練りに練った物になっているんだと思う。
この横切り盤を使っていて思うのだけど、大体テーブルが腰のあたりにくると使いやすいようだ。
この横切り盤の高さは830mmだったので、テーブルソーの天板が830mmぐらいになるように作ることにした。
実際には、横切り盤の下に角材を入れてあるので、本体の本当の寸法は780mmぐらいかな?
だけど、830mmで特に問題なく使っていたので、この高さでいいかな?って結構適当。
今回はこの高さで作るけど、この高さが絶対に正解なんてことはない。
使う人の身長などにより使いやすい高さは変わるんじゃないかな。
作業台の高さに合わせて作る
ポータブルテーブルソーのように持ち運びできるタイプのテーブルソーの天板には限りがあり、大きい材を切っていくと材がテーブルから落ちてしまう。
なので、作業台の高さに合わせると、作業台に向かって材を切りながら送っていくと安定する。
作業台の高さに合わせることで、テーブルソーの限りある天板を拡張できる効果がある。
そもそも、作業台の中にテーブルソーを組み込むとテーブルソーの可能性が広がる。
海外のYouTubeではデウォルトのテーブルソーを使って、スライド機構を製作して横切りとしても使えるようになっている。
「横切り盤」と「昇降盤」の良いとこ取りな感じ。
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本当は、こんな感じのものを作りたいけど、作業台の他に新たに幅を取るようなスペースはないと断念した。(残念)
精度も必要なのでメンドクサイってのもある(笑)
テーブルソーの各種サイズを決める
今回は横切り盤のテーブルの高さと同じ830mmで作ってみるんだけど、高さだけじゃなく天板のサイズなども決めなくちゃね。
この天板サイズがテーブルソーを置くスペースになる。
材料は小屋を解体した時に出たツーバイフォー材。
幅700mm×奥行610mm×高さ400mm(ランバーコアを置いた時)
これに10cmのキャスターを付けるとと高さ500mmとなるようにした。
テーブルソーの本体のテーブルまでの高さが340ぐらいだったので、床からテーブルソーの天板までが840mmになる予定。
テーブルソーを置く台の広さは、幅700mm×奥行610mmにしたのは、テーブルソーをすっぽりと納まる広さにしたから。
実際には一回り小さくても置けるんだけど、テーブルが内に納まる感じで余裕を見た。
接合はビスでもよかったんだけど、画像矢印からビスを打つと89mm以上の長さが必要になる。
距離が長いのでダボで接合することにした。
こんな時は「Kreg(クレッグ)ポケットホールジグ」があると便利なんだろうけど、ないので仕方ない。
こういうやつね。
斜めに下穴をあけて、斜めにビスを打つことが出来るみたいだけど、自分は使ったことはない。
ネットで使用している人を見ると便利そうだった。
ダボ穴あけ
ツーバイフォー専用の治具と材を固定。
固定しないと穴をあける時にズレる。
どんなにしっかり持っていてもズレる。
どんな加工でも材を固定するのは基本だよね。
使用するダボは60mmなので30mmの穴をあける。
30mm入ったことがわかるようにドリルにテープを巻いておくとわかりやすい。
ちなみに、ドリルはダボが8mmなので8mmの鉄工用ドリルを使用。
長い木工用ドリルが先ネジのタイプしかなかったので、鉄工用ドリルであけることにした。
木工用ドリルについては下記記事を読んで欲しい。
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参考木材に穴をあけるドリルの種類!違いと使い分け。
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ただし、鉄工用ドリルで穴をあけると、穴の中が切り屑でいっぱい。
必要な深さまで開けたら、先ネジの木工用ドリルで軽く底をさらうようにすると切り屑が排出される。
同じ径の木工用ドリルをあけた穴に突っ込む。
穴の中が綺麗になった。
ボンドを入れてダボを突っ込む。
ハタガネで圧着。
組み立てる
骨組みが出来上がったので、キャスターを取り付けた。
キャスターはロック機構がついているので振動で動かないと思う。たぶん。
テーブルソーを置く天板のランバーコアをビスで止めて完成。
テーブルソーの台が完成したよ!
簡単な台だけど高さは丁度いい感じ。
ちなみに、この台に置くテーブルソーは海外製のSKILSAW SPT99T-01ってやつ。
決して安くはないけど、国内のテーブルソーにはない魅力があると思う。
最終的に、床からの高さは840mmとなった。
自分的には程良い高さなんじゃないかと思う。
高すぎると大きい材や重たい材を切る時に大変だし、低すぎると腰を曲げないとだからシンドイ。
人それぞれ丁度いい高さってのがあるんじゃないかな。
とにもかくにも、これで木材を切ることが出来るようになった。
テーブルソーがあると様々な加工が精度よく出来るし、木工の可能性が広がるのは事実だと思うよ。
だけど、危険な機械でもあるから取り扱いには注意してね。