スコヤの種類と使い分けの説明

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

測る道具 道具全般

木工DIYするなら「スコヤ」は必要。種類と使い分けを解説!

90度の線を引きたい時にはどうすればいいだろうか?

身の回りに信用できる直角な物がどれだけあるだろうか?

なんとなく直角に見えるという理由だけでは信用は出来ない。

そんな時に必要なのが直角スコヤ。

大工さんとかなら差し金を使うかもしれないけど、家具を作る場合はスコヤの方がいいと思う。

動画も見てね!

使い方が似ている「差し金と完全スコヤの違い」については下記記事を読んで欲しい。

差し金とスコヤの違い
参考【完全スコヤ】と【差し金(さしがね)】の違い。どちらも直角を測れるが?

直角の墨付けってことなら「差し金」でも出来るし、「完全スコヤ」でも出来る。 墨付けだけじゃなく、垂直、直角の確認なども両方とも同じ使い方をする。 「なら、違いってなんだろ?」って思う人もいるよね。 ち ...

続きを見る

どんな場面で必要か?

スコヤで一番使うのが下記の2点だと思う。

  • 完全スコヤ
  • 止型スコヤ

完全スコヤ」は直角を見るためだけの道具なので、90°を知りたい時にさまざまな場面で使用する。

15cmぐらいの完全スコヤが一般的で大きさ的にも邪魔になりにくい。

止型スコヤや斜め45°と直角が見れる。

45°が信用できないものがあれば留め型スコヤ」を使って確認することが多い。

実際木工DIYでは45°っての良く使う寸法なので、留め型スコヤも持っていた方がいいと思う。

止型スコヤは直角も測れるので利便性はいいが、少し大きく重いので、完全スコヤでいい場合は完全スコヤを使う。

完全スコヤ

スコヤ

木材に対して直角の線を引くことが出来る。

スコヤで引いた墨付け

スコヤを当てる部分が直線であるなら、直角なスコヤで引いた線は端が90度になる。

この線が曲がっていてそのまま切断した場合、この狂いが作品を組み立てる際に狂いを生じさせる原因になってしまう。

スコヤの土台

スコヤは赤丸で示した通り段差が深いので、木材にしっかりと当てることが出来る。

完全スコヤ大小

完全スコヤは長手が15cmぐらいのものを使っている人が多い。

小さい材の加工が多い場合は10cmとかも持ってると思う。

自分も主にその二つを使っている。

もちろんそれより大きい完全スコヤもあるが墨付けと言うよりは直角を見るためにあるような気もする。

15cmぐらいが一番取り回しがいいと自分は思う。

直角を見る時は二か所で確認

スコヤの直角の見方
材の直角は二か所で見る

部材の直角を見ると時は、隣合う二つの面から確認するくせをつけた方がいい。

一つの面から見ると直角かもしれないが、隣の面から測ると直角でない場合がある。

それを防ぐために隣り合う面の二か所で確認すると間違いが少ないと思う。

直角を見る

スコヤが自立で立っているところ

スコヤはこのように自立して立った状態をキープできる。

製作物の接合部分が直角かどうかを見る時にも使う。

トリマーの刃の突出し量を見る

突出し量

ハンドトリマーの刃がどのくらい出ているのかを見る時に便利。

トリマーの四角いプラスチックのベースから刃が何mm出ているのか見ることが出来る。

必要な場面で必要な大きさを使う

スコヤのサイズ違い

スコヤには様々なサイズがあり、大き目のスコヤを使えば「大は小を兼ねる」ので、使用範囲は広がるけど、小さい部材に対しては使いずらい。

実際使ってみるとわかるのだが、小さい部材に大きいスコヤはとても使いずらい。

取り回しが悪い。

大きくなる分重たいしね。

適材適所で使い分けていけばいいと思う。

止型定規

止型定規

止型定規は45°の墨付け(ケガキ)に特化した道具。

止型定規で線を引いているところ

完全スコヤは直角だけに特化しているのに対して、止型定規は45°に特化している。

左右どちらも45°になってるよ。

止型定規で45°に線を引いたところ

こんな感じで45°の線が引ける。

止型スコヤ

止型スコヤ

止型スコヤは「直角」と「45°」の墨付けをすることが出来る。

1つで2種類の線を引けるってことだよ。

しかも形状をみてもわかるように精度が狂いにくい。

差し金のようにL字になっていると付け根が狂うことがあるけど、これは曲りようがない構造。

止型スコヤで線を引いているところ

止型スコヤも台の部分が出っ張っているので材料にしっかりとあてがい線を引く。

木材に直覚の線を引いた

こんな感じで直角の線が引けました。

止型スコヤで45°の線を引く

止型スコヤの反対を使うことで45°の線が引ける。

止型スコヤで45°の線を引いたところ

45°の線を引くことができた。

止型スコヤ比較

止型スコヤってのは、完全スコヤと止型定規を一緒にしたような感じ。

一つで二つの線が引けるのでお得なのだ。

だけど、その分重くなるので持ち歩くのにはあまり向かないような気がする。

作業部屋の中で使うのなら問題ない。

スコヤを始めて買うとしたら、自分ならまずこの「止型スコヤ」を買うと思う。

その後、必要に迫られたら他のを手に入れればいいんじゃないかな。

ノコ刃の直角を止型スコヤで確認しているところ

墨付け(ケガキ)だけじゃなくテーブルソーの刃がちゃんと直角になっているか確認したりするのにも僕は使っているよ。

テーブルソーのフェンスが直角になっているか確認しているところ

テーブルソーのフェンスの直角の確認も。

手押しカンナのフェンスを止型スコヤで直角を確認しているところ

手押しカンナのフェンスの直角確認にも。

木工DIYをしていると、直角を信頼できる道具って滅茶苦茶大事!

一発止型スコヤ

一発止型スコヤ

一発止型スコヤは、上部と側面を一発で墨付け(ケガキ)できる道具。

一発止型スコヤで墨付けしているところ

止型スコヤと似ているんだけど、側面も墨付けできるように側面部分が長くなっているのが特徴。

一発止型スコヤで線を引いたところ

上部と側面を、それぞれ分けて墨付けをするとズレることがあるんだけど、一発止型スコヤは一度に両方引けるのでズレることがない。

ツーバイフォー

SPF(ツーバイフォー)材は四隅の角がRに面が取ってあるので、完全スコヤとかだと台のかかりが悪かったりする。

ツーバイフォーに一発止型スコヤを使用しているところ

一発止型スコヤは側面側が長く出来ているので、少しぐらいRに面が取れていても気にならず、しっかりと当てることが出来る。

厚みのある材料なんかに僕はよく使用している。

僕の使っているのは素材がポリカーボネート製で硬く狂いも少ないそうだ。

アルミ製のもあるんだけど、それは狂いがあるって耳にしたけど実際どうかな?使用したことないからわからんけど。

自由スコヤ

自由スコヤ

僕が持っている自由スコヤは目盛りとかはなく、角度をコピー(写し取り)に特化している。

自由スコヤ

こんな風に開いて使用する。

自由スコヤ

90°でもなく45°でもない角度で切ってある木材などの切断面に自由スコヤを当てる。

自由スコヤ

ピッタリと合わせて止めネジで固定すれば、この角度をコピーできる。

この角度で他の材に墨付けすれば何度でも、この角度で墨付けできる。

つまり角度の複製、角度のコピー、角度の移し取り、なんて言ったりする。

おすすめスコヤ

自分は計測する道具は大体シンワ製のものを使っている。

僕の持っているスコヤの商品リンクを貼っておきます。

完全スコヤ

完全スコヤは「直角に関しては任せろ」って奴だ。

家具を組んだ際に、直角を計測するのにも使えるし、トリマーなどの刃の突出し量を測るのにも使える。

ある木材の一辺から直角に墨付け(すみつけ)する時にも使える。

人によっては直角を見るだけの道具にしている人もいる。

とりあえず15cmぐらいのスコヤは使い勝手がいいので一つは持っておいて損はない。

完全スコヤでも目盛りがないものもある。

直角の墨付け、家具を組んだ時の直角を見るのに便利。

そういう使い方のために大き目なスコヤがあるといい。

だけどD最初は小さ目のスコヤだけでもいいと思う。

必要と感じたら購入すればいい。

45°に特化した止型定規は、あまり僕は使用しない。

45°で墨付けしたい時は止型スコヤを利用することが多い。

完全スコヤを持っていて直角の線は引けるから、45°の線だけ引ければいいって人にはいいかもしれない。

止型スコヤは一つで90℃と45℃の墨付けが出来る。

信用できる90℃と45℃が、わかることがありがたい。

45℃でカットした木材が本当に45℃なのか確認できる。

一発止型スコヤは別になくても問題ないと思うけど、厚みのある材料やツーバイフォーなんかで良くDIYするって人には便利だと思う。

金属の板が二枚自由に動く自由スコヤ。

任意の角度で留め金を締めると固定される。

90℃や45℃以外の角度で連続して墨付けしたい場合に役にたつ。

目盛りがついている自由スコヤもあるが、今の所は自分は必要と感じていないので持っていない。

しかし、力を入れると留め金が動いてしまうので、落としたり動いてしまったと思った時は最初から測り直した方がいいかもしれない。

とにかく角度を決めて使っている時は慎重に扱う必要があると思う。

90℃や45℃以外で加工する時って滅多にないとは思うが、そうした状況になった時あると役に立つよ。

-測る道具, 道具全般