刷毛の種類

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塗料道具

塗装する時の刷毛(はけ)は塗る場所、塗料によって使い分ける

DIYで何か作った時は塗装をする人も多いと思う。

塗装することで気に入った色にすることも出来るし、木材の劣化も防ぐ効果がある。

木の呼吸、含水率の変化による変形も起こりにくくなったりもする。

そんな「塗装をする時に使う刷毛はどんなものを選べばいいのか?」について自分なりに考えてみた。

木の呼吸による木材の反りなどについては下記記事を読んで欲しい。

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刷毛の形状

DIYで作る家具では自分は油性のオイルステイン、もしくはオイルフィニッシュを使用することが多いので、自分が良く使う刷毛を紹介したいと思う。

筋交い刷毛(すじかいはけ)

筋交いタイプの刷毛

筋交い刷毛は日本独自の形状で海外では一般的ではないようだ。

塗装する時って腕を伸ばして塗ることが多いと思うけど、腕が斜めに傾いた時に塗りやすい形に筋交い刷毛は出来ている。

ホームセンターなどでよく見かける安価な刷毛だけど、いつも大量に売られていることからわかるように、費用対効果の高い刷毛であることは確かだと思う。

万能刷毛なんて書かれていて、多目的に使える刷毛だと思う。

刷毛の毛のコシは弱すぎず強すぎず、まさにオールマイティーって感じだ。

斜めの形状は日本独自って言うけど、よく考えられているなぁって思うし、この形状のおかげで塗装するのがとても楽だ。

塗装に関して言えば、「これさえ持っていれば何とかなる。」って素直にそう思う。

ホームセンターで時々まとめ売りとかしていたら買っておいて損はない。

その変わりホームセンターの万能刷毛は耐久性がないって気がする。

大事に洗浄しながら使用していても、何度か使用すると毛が抜けやすくなる。

塗装中に何度も毛が抜けるのは結構ストレスになる。

毛も比較的細いので使用していく中で劣化するから抜けたり途中から切れたりするんだと思う。

使い捨てと割り切って使う分にはとても良い刷毛じゃないかな。

塗装に使った後、ちゃんと洗浄して使えば数回は使えると思う。

刷毛の毛は動物の毛(馬、豚、ヤギ)などを使用している価格の高いものもあり、刷毛後が目立ちにくいなどの特徴がある。

しかし、DIYで主に家具などの塗装の場合はオイルステインもしくはオイルフィニッシュが主になると思う。

オイルステインについては下記記事を読んで欲しい。

オイルステイン
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オイルフィニッシュについては下記記事を読んで欲しい。

オイルフィニッシュ各種
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どちらにしても塗った後、ふき取るので刷毛後は気にしなくても大丈夫なので、そこまで刷毛にこだわらなくてもいいと思うよ。

DIYで使用するのに、とにかく安価で使いやすいってのは大きなメリット。

どんなに金額の高い刷毛を使っても刷毛は、いつかはダメになるしね。

自分は近くのカインズの万能刷毛を良く使う。

ベタ刷毛

ベタ刷毛

ベタ刷毛は、柄に対して真っすぐに毛先が伸びている形。

よくベタ塗りなんて言うけど、その時に使う刷毛だからベタ刷毛と呼ばれているんじゃないかと思うけど?

筋交い刷毛と比べると形状の違いが明らかだと思う。

大きな面積で平なものに塗る時に良く使用される。

塗料に合った刷毛

塗料に合った刷毛とはどんな刷毛なのか?

  • 油性塗料なのか水性塗料なのか
  • 塗料の粘度の有無

水性用の刷毛を油性で使うと刷毛がすぐにダメになる。

油性塗料の成分の中には溶剤と言われる成分が入っているし、刷毛を洗う時もシンナーを使ったりする。

水性用の刷毛では溶剤を想定して作られていない。

粘度が高いのか?低いのか?については、粘度が高いってことは液が「ネトネト」「ドロドロ」してるから、コシの強い刷毛でないと塗りずらかったりする。

逆に塗料の液が「サラサラ」な場合の時にコシの強い刷毛は使いずらい。

どんな塗料でもオールマイティーな万能刷毛

万能刷毛

最初の筋交い刷毛で紹介した万能刷毛があればオイルステイン、オイルフィニッシュともに塗ることが出来ると思う。

ペンキにも使用できると思うが、粘度が高すぎたり、使用中に塗料が少し乾いてくると使いずらいかもしれない。

自分は「DIYで使う刷毛としては本当にこれだけで大丈夫じゃね?」と真剣に思ってる。

耐久性は低いので、ずっと使うものでもないと思うけど、洗浄剤で洗えば数回は使える。

使い捨てと考えるなら洗浄剤もいらない。

塗装の度にしっかり洗浄しようとするならば洗浄剤は結構使うからね。

塗料の粘度が高い時の刷毛

ラスター(ダスター)刷毛

ラスター刷毛

ラスター(ダスター)刷毛は毛のコシが強い刷毛だ。

塗装だけではなく、塗装前のホコリなどを払う使い方もされている。

ダスターの意味は、「ハタキ」「ぞうきん」などの意味がある。

粘度の高い塗料「ペンキ」や「オイルフィニッシュ」などの使用が考えられる。

オスモ、リボス、プラネットカラーなどのオイルフィニッシュが万能刷毛で塗りずらいと感じるならラスター刷毛を使ってみるのもいいかもしれない。

オイルフィニッシュ(オスモ)専用ブラシ

オスモ刷毛

上の写真は「オスモブラシ」って刷毛で、オスモカラー推奨の刷毛だ。

粘度の高いオイルフィニッシュに負けないように毛のコシが強くなっている。

毛の太さも太目なので洗浄して使えば何度でも使える。

だけど「ここまでコシ強くなくてもいいんじゃね?」とも実感として思っている。

ただ、刷毛の見た目がカッコいいってはある。

自分は自然塗料のオイルフィニッシュを塗る時は、この刷毛を使っている。

オスモカラーを使う時に専用のオスモブラシを買ったから、それ以来このタイプを使っている。

ただ、専用の刷毛は価格は高い。

無理して専用を使わなくてもホームセンターの万能刷毛でもいいとは思う。

ただ、さすが専用の刷毛(ブラシ)は柄もこだわりがあり、オスモのブランドロゴも入っていて特別感がある。

オイルフィニッシュは粘度が高いので、ブラシのコシはかなり強い。

必要ないかもしれないけど、欲しくなってしまう気持ちもわかる。

ペンキを塗る場合

オイルステインやオイルフィニッシュに刷毛を使う場合は塗った後は拭き取りをするので、それほどこだわる必要はないと思っているけど、ペンキを塗る場合は刷毛の良し悪しが出るかもしれない。

刷毛で塗った状態がそのまま仕上がりとなるから、安い刷毛や使い古した刷毛などは毛が抜けやすいかもしれない。

塗りながら毛が抜けたら、いちいち指で取ったりするのは面倒だ。

まごまごしているとペンキも乾いてきてしまうから塗りやすい刷毛も重要だが、毛が抜けにくい刷毛ってのも重要だと思う。

新品の刷毛をおろした時は刷毛の毛を手でほぐして抜け毛を取り除くのも地味に大事。

幅の短い刷毛や筆も用意しておくと便利

幅の短い刷毛と筆

製作物が完成した状態で塗装すると隅(入隅)など塗りずらい部分が出てくる。

そんな時のために幅の短い刷毛や筆を用紙しておくと便利だと思う。

使った後の刷毛の手入れ

水性塗料or油性塗料で洗浄剤が違うからね。

  • 水性塗料→水洗い
  • 油性塗料→ペイントうすめ液

水性の場合は水で洗うだけなので特に難しいことはない。

油性の場合は使った後の刷毛は新聞紙などでよく塗料を拭き取ってからペイントうすめ液などで洗う。

刷毛にたっぷり塗料が付いた状態でそのまま洗浄剤につけると洗浄剤がすぐに汚れてしまう。

汚れた洗浄剤でいつまでもジャブジャブしてもそれ以上は綺麗にならない。

洗浄する際に刷毛の塗料が溶けだし汚れるが必要以上に汚さないよう、よく新聞紙で余計な塗料は拭き取ろう。

無駄にペイントうすめ液を浪費するのは避けよう。

400mlぐらいだとすぐに使い終わってしまう。

これっきりしばらく塗装はしないって場合は、このぐらいのペイントうすめ液でいいかもしれない。

DIYの頻度が高い人は思い切って4L缶で買ってしまう方がいい。

刷毛の洗浄をしょっちゅうする場合は小さい缶で買うとすぐに終わっちゃう。

まとめ

DIYで塗装をする時は、どんな刷毛を使えばいいのかわからないって人もいるよね。

ネットで見ると様々なおすすめが出てくるから迷っちゃおう。

刷毛も職業によっては1本1万以上する刷毛を使っている人もいる。

刷毛も極めようとすれば奥がとても深いのだ。

しかし、DIYでは難しく考える必要はないよ。

DIYで良く使われている塗料としてはワトコなどの「オイルフィニッシュ」や「ワックス」だと思う。

何度も言うがオイルフィニッシュやワックスは浸透性の塗料で余った塗料は拭き取ることになる。

なので刷毛にこだわる必要はない。

刷毛よりも拭き取るウエスが沢山必要になるかも。

まずは、迷っているならホームセンターで売っている万能刷毛を使ってみよう。

実際にそれを使ってみて、「もっとコシが強い毛がいいな」とか「幅の広い刷毛がいいな」ってのが出てくると思う。

そこから必要に応じて自分の使いやすい刷毛を見つけていけばいいと思う。

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