ケガキゲージ

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測る道具

【ケガキゲージ】最初に買うなら価格が一番安い「PICO]がおすすめ

ケガキゲージってなんじゃらほい?

DIY上級者は使っているであろう「ケガキゲージ」。

無くても困るような道具じゃないけど、一度使うと手放せなくなる。

自分もこれ使いだしてからホゾの墨付けなんかが楽しくなった。

なぜ楽しいのかって言うと、扱いが簡単で精度が出るからだ。

墨付けの作業効率アップ間違いなしの便利な道具だと思うよ。

ケガキゲージとは

ケガキゲージ

ケガキゲージは構造がノギスと似ていると思う。

てか、そのものと言ってもいいかもしれない。

先の形が違うだけ。

ノギスについては下記記事を読んで欲しい。

DIYに丁度いいデジタルノギス
参考初心者でも使いやすい!DIYに最適なデジタルノギス

ノギスは1mm以下を計測できる道具で、特に精密な物を作るのには欠かせない。 「木工で1mm以下なんて必要あるん?」って思うかもしれないが、DIYと言えども1mmのズレは致命的になることが多い。 あちこ ...

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ケガキゲージとノギス

比べてみるとほぼ同じなのがわかると思う。

  • ノギスは挟んで寸法を測るもの
  • ケガキゲージは引っ掛けて寸法を測るもの

つまりケガキゲージはノギスの精度で墨付けが出来るってことなんだよ。

ケガキゲージの引っ掛け部分

木材に当てて(引っ掛けて)ノギスと同じように距離を測って墨付けできる。

ケガキゲージ構造

目盛りを3cmに合わせれば先端の距離も3cm移動する仕組みだ。

同じ距離で連続して墨付けする時はケガキゲージの目盛りを1度合わせれば、引っ掛けて使うだけだから連続で墨付けすることが出来る。

目盛りをズラしてしまっても目盛りの寸法を覚えておけば、いつでも同じ寸法にすることが出来て便利。

定木なんかで測っても多少の誤差が生まれるが、ノギスのように1mm以下の精度で測れるので寸法の狂いが出にくい。

ホゾの「オス」「メス」加工をする時なんかは1mmのズレは結構痛い。

もちろん、どんなに精度よく墨付けしたとしても加工する時に狂ってしまったら元も子もないんだけど、墨付けが狂っていたら精度の高い加工も出来なくなる。

自分も「ケガキゲージ」を愛用していて大好きな道具の一つだ。

ケガキゲージを使う前に

ケガキゲージを使うにあたり大事なことがある。

  • 材料(部材)の平面が出ているか?
  • 材料(部材)の直角が出ているか?

が条件になる。

ケガキゲージは材料に当てて使うものだから、そもそも材料(部材)の精度を出しておかなければならない。

木材の直角を測る

木材の切断面が直角になってないと精度が出ない。

電動工具で切断する場合は、その電動工具が直角が出ているか確認しよう。

もし出ていないようであれば直角が出るよう調整して欲しい。

機械の精度が信用できるのであれば、スコヤでいちいち確認しなくても大丈夫だと思う。

木材切り口イメージ

上画像のような切断面が斜めになっている。斜めの箇所にケガキゲージを引っ掛けて墨を挽くと斜めに沿った墨になる。

木材切り口イメージ

上画像のような切断面が斜めになっている。どこに引っ掛けても間違った墨になる。

ケガキゲージの使い方

ケガキゲージで墨付け

使い方はいたって簡単。

線を引きたい距離をケガキゲージの目盛りを合わせて、木材に引っ掛けて墨付けする。

墨付け

写真は少し見づらいが、黒矢印の部分に墨をつけた場所。

そのまま木材の木口に引っ掛けて一周ぐるっとケガキゲージで墨付けすれば線がズレずに墨付けが出来る。

ホゾの墨付け

ケガキゲージを使えば、目盛りを設定したらあとは木材に当てて墨付けすれば簡単で精度の高い墨付けになる。

ホゾとして切り落とす場所には斜線を引いておけば、加工する時間違えにくい。

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こういった墨付けはスコヤとかサシガネでも出来るが、簡単で精度が高いって意味では「ケガキゲージ」の方が優位性があると思う。

スコヤについては下記記事を読んで欲しい。

スコヤの種類と使い分けの説明
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サシガネについては下記記事を読んで欲しい。

差し金の種類と選び方
参考【初心者向け】差し金を選ぶ時の見るべきおすすめポイントを解説。

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木材直線

上画像のような板で直線がちゃんと出ているなら。下記のような使い方もできる。

ケガキゲージで墨付け

墨付けするシャープペン(えんぴつなど)で、ケガキゲージを滑らせるように移動させながら線を引くこともできる。

当てがった部分から平行な線が引けるってわけだ。

木材に当てて使うものだから、当たる部分が直線でないと精度が出ないことはイメージできるよね。

ケガキゲージの選び方

自分は松井精密工業のケガキゲージを使っている。

精度もいいし使い勝手も、とてもいい。

さすが「工具と金物のまち」と呼ばれる新潟県三条市で100年以上、計測工具を作り続けた会社なだけはあるって感じだ。

松井精密工業のケガキゲージは最大測定値によって本体の長さが変わる。

とても好きな道具だから、各種長さを揃えたいって気持ちはあるが金額なかなか張る。

品番オプション価格
K-10(最大測定値100mm 主尺先端幅91mm)15,950円(本体14,500円、税1,450円)
K-15(最大測定値150mm 主尺先端幅91mm)15,950円(本体14,500円、税1,450円)
K-20(最大測定値200mm 主尺先端幅91mm)18,150円(本体16,500円、税1,650円)
K-30(最大測定値300mm 主尺先端幅91mm)20,350円(本体18,500円、税1,850円)
K-60(最大測定値600mm 主尺先端幅118mm)58,300円(本体53,000円、税5,300円)
K-100(最大測定値1000mm 主尺先端幅148mm)96,800円(本体88,000円、税8,800円)
※価格は変わることがある、長さに応じて価格の変化の参考にしてほしい。

各種長さを揃えると20万ぐらい必要になる。

長くなればなるほど値段は高くなる。

松井精密工業 ケガキゲージ ピコ PICO

最初に使うなら「ケガキゲージ ピコ」がいいんじゃないかな?

価格は一番手頃でDIYでも手が出る範囲だと思う。

測れる距離は10cmと短いけど、ホゾの墨付けなんかは小さくて軽くて取り回しがいいと思う。

一番安いと言っても松井精密工業の製品だから精度が悪いなんてないと思う。

普通型のラインナップと違うのはステンレスにそのまま目盛りが切ってある。

なので光って少し見にくいかもしれないがコスパはとてもいい。

DIYにおすすめのケガキゲージだ。

松井精密工業 ケガキゲージ普通型 K-15

普通型の一番短いK-10とK-15は価格が変わらない。

なら少しでも長い方がいい。

自分のこの普通型K-15を使用している。

DIYでも少し躊躇する金額だけど手が出せない値段でもないんじゃないかな?

一回購入すれば、ずっと使えるから高い買い物でもないとは思う。

普通型はシルバー加工されているので数字が見やすい。

墨付け道具を探している人は検討してもいいかもしれない。

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