こんにちは、木工愛好家の皆さん!
今日は、私が最近購入した木工治具で良く使われるパーツについてご紹介したいと思います。
木工を趣味として日々作業に取り組んでいる方々にとって、効率的で正確な作業を行うための治具は欠かせない存在ですよね。
私もこれまでいくつかの治具を試してきました。
今回は、特に便利だと感じたパーツをいくつか手に入れたので、そのレビューや使用感について共有したいと思います。
これから木工を始める方や、新しい治具を探している方の参考になれば幸いです。
さあ、早速見ていきましょう!
動画と合わせて見ると分かり易いよ!チャンネル登録よろしくお願いします。
どこで購入するのが一番安いのか?
今回、テーブルソーで使用するクロスカットスレッドを製作しようと思って必要なパーツをネットで調べました。
特にTスロットトラックとホールドダウンクランプなど複数個必要としたので、一つ一つは気にならない金額でも複数購入すると結構な金額になるんすよねぇ。
「Temu」とか「AliExpress」なら安いかもだけど、自分はまだ利用したことがないので選択肢から除外しました。
ホールドダウンクランプは、Amazonとかで1800円とか2000円ぐらい。
オフコーポレーションさんだと890円、+送料。
なので今回は「オフコーポレーション」さんで購入しました。
一個買うだけだと送料含めると割高になるので、まとめて購入する方がお得。
Tスロットトラック7個、ホールドダウンクランプ6個、UHMWバー1個、Tボルト(10本入)1つ、ノブ1個、などをまとめて購入したけど送料は726円。
もちろん梱包サイズが上がれば送料も上がると思うけど、一つ一つが小さいパーツならまとめて購入する方がお得なんじゃないかと思う。
Tスロットトラック
治具を作るにあたって定番中の定番のTスロットトラック。
写真はオフコーポレーションさんで購入。
Tスロットトラックは、アルミニウムや他の金属で作られた溝状のレール。
このレールには、T字型の断面を持つスロット(溝)がある。
このスロットにより、特定のT字型ボルトやナットを挿入して、さまざまなクランプや道具・治具を固定することができる。
直角ガイド、フェンス、クランプなどの治具をしっかりと固定するために使用。
ストッパーなどを取り付けて正確な位置決めや再現性のある作業を行うための基準として使用することも出来る。
素材がアルミニウム製のTスロットトラックは軽量でありながら、非常に強度があり、長期間の使用に耐えることができるのもメリット。
オフコーポレーションでは、60cmの他に90cm・120cmもある。
※120cmのやつは自分にビス穴をあける必要あり。
Amazonとかでも売ってるよ。
ホールドダウンクランプ
これもオフコーポレーションさんで購入したホールドダウンクランプ。
Tボルト・ワッシャー、などがセットになっているのでボルトに通し組み立てすれば、後はTスロットトラックに入れれば、すぐに使用することが出来る。
Tスロットトラックにホールドダウンクランプに入れスライドさせることで、トラックの延長線上でホールドダウンクランプの届く範囲であれば、どこでもクランプできる。
特に短い材などブレード(チップソー)の刃が近い場合に安全に作業することができる。
その他、よく利用されているホールドダウンクランプの商品リンクも載せておきます。
予算に合わせて選んでください。
UHMWバー
テーブルソーの溝に入れるパーツとしてUHMWバーなるものを「オフコーポレーション」さんで購入。
UHMWバーとは何かをチャットGPTに聞いてみた。
UHMW(Ultra-High-Molecular-Weight Polyethylene)は、超高分子量ポリエチレンの略で、非常に高い分子量を持つポリエチレン樹脂の一種です。
この素材は、特に耐摩耗性や耐衝撃性に優れており、さまざまな工業用途に使用されます。
ChatGPT
オフコーポレーションさんでも同じような説明がされていたので間違いはないようだ。
テーブルソーの溝に試しに入れてみたけど、めちゃくちゃ良く滑る!
UHMWバーを手で触っただけでもツルツルしてて、良く滑りそうな素材ってことは感じられる。
摩擦係数が低いってはこういうことか!
摩擦係数が低いから耐摩耗性にも優れているのか、なるほど。
一番簡単なのが木材・合板とかを溝の幅ピッタリに切ってスライドさせる方法。
DIYでクロスカットスレッドを作る多くの人が、この方式だと思う。
ただ、木材はご存じの通り湿気の影響を受けるんすよね。
湿気の水分で体積が膨らんだり縮んだり。
まぁ多少だと思うから気にしなければ、なんら問題ないとも思う。
ただ、UHMWバーみたいな素材に比べると摩擦抵抗は高いので、使用しているうちに段々摩耗してくるのは否めないかも。
このテーブルソーは「スキルソー」っていう海外のテーブルソーの溝は規格で決まっていることがほとんど。
厚み3/8インチ、幅3/4インチ。
mmに直すと、
厚み約9.5mm、幅約19mm。
なので、このサイズの規格のパーツなどが色々売っていたりするんだよね。
このUHMWバーもその一つ。
そもそも、このテーブルソーの溝はなんのためにあるのか?
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この溝はマイターゲージを入れてスライドさせながら横切りや角度切りをするためのもの。
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ただ、あくまで規格寸法なので完全な0クリアランスではない。
若干、UHMWバーがカタカタ動く。
もしかすると、合板にビスで止める時に少し膨らんでピッタリになる可能性もあるが、現段階ではわからない。
UHMWバーの隙間に紙を挟んで寄せた状態で合板に取付けたら、ほぼ0クリアランスになるんじゃないだろうか?と思ってる。
下記はオフコーポレーション以外の商品リンク。
フォーポイントノブとTボルト
Tボルトに取付けて使うノブ(フォーポイントノブ)。
フォーポイントノブに組み合わせるためのTボルト。
先の形状がTになっていることでTスロットトラックに入れて使うことが出来るんよね。
簡単に作ったストッパーに取付けられるように穴をあけて、
こんな感じでTスロットトラックと組み合わせれば、材料の位置決めのためのストッパーが出来上がり。
オフコーポレーションさんではインチ規格のものが多く、このTボルトなんかもインチ規格、オフコーポレーションさんで買うならセットで買っておいた方がいいと思う。
オフコーポレーション以外での商品リンクも下に貼っておきます。
フィンランドバーチ合板
クロスカットスレッドを作るにあたって仕様する合板は何がいいのか考えた。
近くのホームセンターには厚みのある合板の取扱いがない。
ランバーコアなら厚み21mmとかあるんだけど、ベニヤ板の構造で厚みのあるものがない。
そもそも、皆さんはどんな素材を使っているのか?
海外の動画でよく使用されている合板は何なのか?
字幕や翻訳を使って調べたところ、「バーチ合板」ってやつらしいってことがわかった。
そのバーチ合板には2種類あるようだ。
原産地
- フィンランドバーチ合板:主にフィンランドで生産されている。フィンランドはバーチ(樺の木)の豊富な供給源で、特にこの地域のバーチは高品質で知られている。
- バルティックバーチ合板:バルティック地域、特にロシアやエストニア、ラトビアなどで生産されている。これらの地域もバーチの豊富な供給源であり、高品質な材料が得られる。
クオリティと特性
- フィンランドバーチ合板:一貫した高品質で知られていて、通常は均一な色合いと滑らかな表面を持っている。層数が多く強度と耐久性に優れる。
- 同様に高品質だけど、フィンランドバーチほどの均一性はない場合がある。ただし、強度と耐久性には優れていて、フィンランドバーチとほぼ同等の特性を持つものも多い。
用途
どっちの合板も家具製作、建築、工芸品、模型製作、などに使用され、高強度が求められる場所や耐久性の高い仕上げが必要な場面で選ばれているそうです。
デザイナー家具やスピーカーなどにも使用されている素材みたい。
海外で治具の製作なんかに使われているのは、バルティックバーチ合板っぽいです。
バルティックバーチは、バルトバーチとも言われているようです。
バルティックバーチ合板は強度・耐久性がありコストパフォーマンスが良いので治具の素材として好まれているらしい。
治具で均一な色合いとかあまり重要ではないものね。
メモ
国内でも色々な合板があるが何が違うのか?
ここではシナ合板で解説するとして、シナ合板は表面だけシナの単板が貼られていて中は、ラワン、ファルカタ、ポプラ、などだったりする。
この記事を読んでいる人ならわかると思うけど、木は湿気で伸縮することは知ってるよね。
何層にも重ねるベニヤ板や合板は反りにくいとは言うものの、ものによっては結構反ったり曲がったりする。
木材の樹種によっても伸縮率は違うので違う素材を積層してることが反りや曲がりに影響しているのではと思う。
だけどバーチ合板は中もバーチ(樺材)で積層されているので反りにくいのではないかと考えている。
僕も初めてバーチ合板を購入したので、その真偽についてはこれから知ることになるんだけどね。
クロスカットスレッドのような面積の大きい治具を作る場合は反ったり曲がったりする可能性を極力排除したいので今回はバーチ合板を購入した。
海外ではメジャーな合板だけど、日本国内ではあまり聞かない合板。
場所によってはホームセンターでも取り扱いがあるのだろうか?
国内ではバーチ合板って一括りにされてることも多いらしい。
ホワイトバーチ合板って名前が多いような気がする。
写真はフィンランドバーチ合板。
バルティックバーチ合板とグーグルで検索をかけても販売業者にヒットしない。(あったとしても本当の仕入れ業者)
価格が高いので自分で必要なサイズ以上だと、ちょっと手が出なかった。
楽天で販売している物の中でフィンランドバーチ合板で丁度いいサイズ(600mm×12000mm)のものがあったので、厚み18mmのものを購入。
なぜ厚み18mmにしたのかと言うと、Tスロットトラックを合板に埋めるから。
Tスロットトラックの厚みが約9.5mmなので10mmぐらいの厚みだとTスロットを埋めることが出来ない。
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Tスロットトラックを埋めた後にビスで止めるので、ビスが効くぐらいの厚みが残ってなければいけない。
この厚み18mmのバーチ合板でもTスロットトラックを埋めたらビスを打つ残りが9mmぐらいしかないので、これでもギリギリ。
オフコーポレーションさんでは、Tスロットトラックの形状がアリ型になっているものがあるので、それを接着剤をつけて埋めれば物理的に取れなくなるので、それを使えば合板の厚みをもっと薄く出来るかもしれない。
僕は下記ショップで購入しました。
目盛りテープ
これはAmazonで購入した目盛りテープ。
クロスカットスレッドの刃からストッパーまでの距離をわかるようにするために目盛りテープが必要だった。
まとめ
テーブルソーの上にそれぞれのパーツを仮置きしてみました。
これが大体の完成イメージ。
初めてクロスカットスレッドを作るのでワクワクが半分、不安が半分って感じ。(笑)
クロスカットスレッドが作るためのパーツがセットになってる商品もあるみたいなので、それでいいなら個別に部品を買うよりコスパはいいと思います。
下に商品リンクを貼っておきます。
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