「ものさし」と「定規」と「直尺」って何が違うんだろう?って思ったことはないかい?
この中で「定規」は小学校・中学校などの授業で使ったことがあるからしっくりくると思う。
「ものさし」は何か古い言いかたに聞こえるのは自分だけだろうか?
「直尺」については知らないって人もいるかと思う。
この疑問に自分の中で終止符を打つべく解説しながらまとめたいと思う。
使用目的の違い
まず、「ものさし」と「定規」の違いについて
- 「ものさし」は、物の長さを測る道具。
- 「定規」は、筆記用具でカッターをあてがって、直線や曲線を引いたりカットする道具。
こんな感じで定義されているらしい。
「直尺」は、「ものさし」と「定規」の両方の機能を備えている。
以上、疑問解決です❕
で終わりではつまらないので、1つ1つ違いを見ていこうと思う。
ものさし
「ものさし」
ものさしって言うと、自分はこんな竹のやつを思い出す。
「ものさし」は物の長さを測る道具なので端から目盛りが刻まれている。
なぜ竹で出来ていたのかを考えたことはなかったが、布や生地をはかるとき軽くて布あたりが良く素材を傷つけないそうだ。
そういえば、この「ものさし」は母親が裁縫道具と一緒に保管していたのを思い出した。
だけど、それだけなら他の木でも良さそうだと思っていたのだけど、竹は伸縮しづらい素材みたいだ。
まぁ「伸縮がない」に関しては金属には敵わないけど、布や生地を測る時に傷つけないってのはメリットなんだと思う。
なので一部の業種ではいまでも重宝されているのかもしれない。
見てもらったらわかると思うけど、竹製の「ものさし」には数字の表記がない。
写真を良く見ると右の方に小さく30cmって刻まれているけど、これはこの「ものさし」の全長が30cmだよってことで、ものさしの目盛りとはまったく関係ない。
なぜ、数字が表記されていないのか?は自分の知る所ではないのだけど、数字に頼らず、自分の目で目盛りを見て、目盛りから読み取ることが大事って誰かが言ってた。
数字の代わりに、5cmと10cmの所にわかりやい点が刻んである。
ネットで「ものさし 竹製」で検索してみるとわかるけど、デザインはほぼ似たようなものばかり。
これは推測だけど、学校の授業で皆が同じものを使っている方が教えやすかったからじゃないかと思う。
なんか、「ものさし」1つで歴史を感じる。
定規
「直線定規」
学校の授業なんかで使っていたであろう定規。
「あれ?定規は真っすぐな線を引くとか、カッターを当てがって切るのが定規って言ってたじゃん」と思うかもだけど、目盛りが無くても定規だし、定規だけど目盛りと数字が刻まれたものもある。
三角定規とかにも目盛りと数字とかあったよね。
目盛りがなくても45°の線を引くための物も定規だし、ただ直線を引くためのものも定規って言うよ。
ちなみに、定規は端ではなく少し内側が0になっている。
これは、数学の授業とか図形を描く時に0の位置に鉛筆やシャープペンなどをあてがいやすくするため。
端が0になっていると0の位置に合わせずらいんよ。
左が絶壁だからね、力いれるとガクンと下がっちゃう。
直尺(ちょくじゃく)
「直尺」
他の言い方では、スケールとか直尺定規とか言う人もいるかもしれない。
差し金を別の言い方で「曲尺(かねじゃく)」って言うんだけど、それに対して「直尺」なんだと思う。
「あれ?目盛りが左端から目盛りがあるから、ものさしと同じじゃん」と思うよね。
「ものさし」とも言うし、「定規」とも言うし、「スケール」とも言う。
冒頭でも言ったけど、直尺は、「ものさし」と「定規」両方を機能を備えている。
なので、真っ直ぐな線も引けるし、カッターを当てがってカッティングに使用したりも出来る。
「ものさし」は長さを測るためだけの道具なので、それが違いになると思う。
どんな使い方をしてもいいと思うんだけど、自分的には「目盛りのある直尺でカッターとかをあてがいたくはないなぁ」ってのがある。
カッターをあてがうと、いくら金属とは言え、何十、何百とやっていると、あてがった所が削れてくる。
そうすると木材が直線かどうかを見る時や、真っ直ぐな線を引きたい時の精度が落ちると思うから。
なのでカッターをあてがう用に目盛りのないアルミの定規を用意してる。
「ものさし」・「直尺」の優れている点は端(先端)が0になっていること。
材料に定規を端に置いて測ろうとすると、写真のようになるから、端が0でないと使いずらい。
▼直尺についての記事
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まとめ
自分の中では、「ものさし」と「定規」の違いについて、しっくりいく解説になった気がする。
なんとなく知っていたことを、色々調べたりして新しい発見や、面白い歴史を少し感じることが出来たので良かった。
なんか自己満足なような気もする、わかりずらかったらゴメン。