立米単価とは

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【立米(りゅうべい)単価】をDIY的にざっくりと解説!

材木店に木材を買いにいったりすると「立米(りゅうべい)で〇〇円だよ」なんて言われたりする。

一般の人は聞きなれない言葉だけど材木業界では知らない人はいないと思う。

なぜなら立米単価が価格の基準になるので、言われたその価格が高いのか安いのか判断できないからね。

木材を買ったり売ったりする価格に直結する(得した、損した)に直結するから業界の人は「知らない」では済まされない。

ホームセンターでは「立米でいくらなんて見たことないよ?」って思う人もいるかもだよね。

そもそも立米を使うのは、林業、材木屋さんなどがよく使う単位。

林業や材木店なんかは基本的には個人を相手に商売をしていない。(個人が買いに行っても、快く売ってくれるところがほとんどだと思うけど、一般の人は馴染みがないから行きづらいってのはあるかもしれない)

それを必要とする会社などにまとめて卸すのが生業としている。

なので1枚1枚に価格をつけていくのは効率的ではないからだ。

そこで重宝されるのが立米単価。

※ホームセンターなどでも取り扱いがあるようなよく出る材料なんかは1枚1枚に値段がついてる場合もあるし、材木屋によってまちまちじゃないかと思う。

立米単価とは

1立米の説明図

1立米とは1㎥だよ。

縦長さ1m×横長さ1m×奥行長さ1m=1㎥

つまり1メートルの立方体の体積あたりの値段を立米単価って言うよ。

1メートルの立方体の体積での値段ってのはわかったけど、「じゃあ木材は1㎥単位じゃないと売ってくれないの?」ってなるよね。

丸太を直接売り買いするような時とかは立米単位でないと無理かもしれないが、材木屋さんで購入する場合は必ずしも最低1立米からなんてことはないと思う。

じゃあ、どうやって1立米に満たない木材の値段を出すのか?

ホームセンターで売っている「SPF材の長さ1820mm、幅89mm、厚み38mmのツーバイフォー」で例えてみよう。

このSPF材は1立米10万円と仮定する。

まずSPF材のミリメートルをメートルの単位に揃えてから体積を求める。

幅0.089メートル×厚み0.039メートル×長さ1.82メートル=0.00631722㎥となる。

求めた体積に立米単価の10万円を掛ける。

0.00631722×100,000=631.722円

小数点以下を四捨五入してから切り捨てると、

632円。

なので、このSPF材の1本あたりの値段は「632円」となる。

こうやって、材木屋さんは木材の金額を出す為の計算をしてるんだよね。

※今回求めた値段はあくまで説明のためのもので実際の値段とは異なるからね。

木材の値段

木材の写真

1立米での値段の出し方はわかったけど、「そもそもその1立米の値段ってどうやって決まってるの?」って思うよね。

それを説明するには、木を伐採する所から説明しなければならない。

伐採した丸太を製材する会社が買い取る訳だけど、木には希少性とかで値段は変わってくるし、時期でも値段は変わってくる。

もとの丸太の状態で値段が高いものは立米単価も高くなる。

その後に、製材(任意の厚みで丸太を挽く)で帯鋸で任意の厚みに挽いて乾燥させたりする。

製材と簡単に言ってしまっているが、木取りや丸太の皮むきなどの時間とコストがかかっている。

これらは製材所って言われる所がやっていると思う。

丸太を買った後に製材って手間が発生しているよね。

でも、ここまででを荒材なんて言ったりして、木材も大体の厚みだったり鋸目なんかが残っている製品としては使えない材なので、価格も安い。

丸太を自分で板にすることが出来ないのであれば、この状態の木材を大量に仕入れするのが現状一番安く手に入れる方法。

家具製作で定期的にまとめて材を仕入れをするのであれば「立米単価」は知っておいた方がいいと思う。嫌、知らないとダメだと思う。

建材を主に卸す材木店だと、すべて加工済みの木材が多い。

板の表面などに自動カンナ(プレーナー)・ワイドサンダーなどで仕上げてあり、サイズも規格で揃ったりしている。

家のカウンターや棚を作ったりするのに「メルクシパイン」なども良く使われているので、材木店に置いてあるこも多い。

加工済みってことは、さらに人の手が加わっているよね。

丸太→荒材→加工。

なので、その分値段に含まれる。

加工までされている板は、そのまま材料として使える製品としての板なので値段的には一番高くなる。

木材の値段は、丸太、製材、乾燥、加工、のどの段階のものなのかで値段は違ってくる。

それらに加え希少性での値段もあったり、輸送の値段だったり、外材の場合は輸入の値段や為替だったり、が立米単価に含まれている。

ザックリとした全体の流れの説明だけど、大体こんな感じじゃないかと思う。

DIYで木材を買うなら、立米を知らなくても自分の欲しいサイズで1枚1枚に値段が決まっている木材通販のマルトクショップがお勧めだよ。

マルトクショップについて詳しいことは下記記事を読んで欲しい。

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まとめ

立米とは立方メートルで体積のことを表している。

立米単価とは1メートルの立方体の体積あたりの値段である。

製材所もしくは材木屋から木材を買う時は立米単価で言われることが多い。

購入する木材の体積を計算して立米単価を掛けたものが値段となる。

立米単価は木の希少性、製材、乾燥、加工、仕上げ、輸送、外材の場合は輸入・為替、などの手間やコストなどを加味して決めている。

※より詳しい生木の伐採から製品の板になるまでの過程については、それらを生業にしているホームページなどで確認して欲しい。

材木屋に一般の人が行くって結構勇気いると思うけど、行ってしまえば以外と気さくに話してくれたりする。

ただし、個人の販売をしていない所もあるかもしれないから、1度電話で問い合わせてから行った方がいいかもしれない。

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