前回に続いてクロスカットスレッドを自作Prat2になります。
それでは製作の続きをご覧ください。
記事最後には製作したクロスカットスレッドの解説動画もあるのでぜひ見てください。
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記事では伝わらない部分はぜひ動画を見てくださいね。
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目次
延長テーブルと本体の固定
クロスカットスレッド本体と延長テーブルとフェンスはビスケットで位置合わが出来るようにはしたんだけど、これらを固定しなきゃ使えない。
本体と延長テーブルは後ろに合板を取り付けることで固定するようにします。
延長テーブルの方はビス止めしてしまって、本体側はボルト固定とします。
木工ドリルで穴をあけ接着剤を少量つけて鬼目ナットを入れます。
六角レンチで鬼目ナットを回しながら入れます。
ボルトの頭にノブボルトをつけて脱着時ボルトを外しやすくしました。
治具本体にフェンスを取り付けるのですが、取り合えず端に1本だけビスで止めます。
UHMWバーをテーブルソーの溝に入れた状態で治具に切れ込みを入れていきます。
フェンスの手前ぐらいまで切れ込みを入れます。
全部切ってしまうとプランプランになってしまうので手前で止めます。
切れ込みを入れたら、その切れ込みが刃の通り道なので、差し金をその切れ込みに合わせてフェンスの直角を見ます。
刃とフェンスが直角になっている状態でフェンスをクランプとかで固定して、フェンスをビスで止めていきます。
フェンスを付けたら刃を通してフェンスにも切れ込みを入れます。
フェンスを取り付けたことによって、切れ込みを入れても本体が離れない仕組み。
差し金を使って、切れ込みを入れた所に合わせて鉛筆で上まで線を引きます。
その線がカットラインになるのでスケールテープを貼り付ける時に0になるように貼り付けます。
こんな感じでスケールテープを貼り付けました。
線の所がちゃんと0になってますね。
延長テーブルは取り外したりするので、スケールテープは延長テーブルと本体の境目で切りました。
本体右側を使用した45°カット
治具を写真のように移動させて、治具の右端を使って45°カットも出来るようにします。
この時、治具の裏のUHMWバーは1本しか溝に入ってない状態です。
刃を45°に傾け、1本だけだが溝にハマっているのでスライドさせるだけで45°カットができる。
各種パーツの取り付けとストッパーの製作
ホールドダウンクランプをTスロットトラックに入れます。
Tスロットトラックを埋め込んだのは、このホールドダウンクランプなどを入れるため。
ホールドダウンクランプがあることで、手で持たなくても材を固定できるので安全なんだよね。
スケールテープを貼りつけたので、スケールの位置で材料を保持するストッパーを作ります。
Tボルトが通せる穴をあけました。
スターエムの竹用ドリルをボール盤につけて穴をあけました。
瞬間接着剤で位置を固定して、固まったらビスで止めました。
Tボルトを穴に通して、T部分をTスロットトラックに通して完成。
これでスケールテープの目盛りに合わせるだけで、その寸法で材料の長さをカットすることが出来るようになりました。
角度切治具の製作
トリマーで貫通溝を作って、そこにTボルトを通せるようにしました。
合板にボンドを塗って2つ重ねて厚みを増しました。
クランプで圧着。
Tボルトとノブで位置を固定できるようにしました。
スコヤを当てて45°で固定してカットします。
治具の切れ込みとフェンスの切れ込みに合わせると45°になるようになってます。
切れ込みを入れた箇所にはSPF材で補強しました。
延長テーブルは後ろから固定したんだけど、赤丸の部分が少し動いてしまうので固定できるように考えました。
L型の金具を治具の角度に曲げてネジで固定できるようにします。
中々曲げることが出来なかったので玄翁で叩いて、無理矢理曲げました。笑
延長テーブルの方はビスで止めて、本体側は鬼目ナットを入れてネジで固定。
治具を使って試し切り
製作したクロスカットスレッドを使用して直角切りの精度を確認。
横切り治具なので、まずこの直角の精度が悪いようでは使えたものじゃないので、この直角は非常に大事!
スコヤを当ててみたけど、十分な精度が出ていたので安心。ホッ
クロスカットスレッドに取付けた角度切り治具を使って45°にカットしてみたけど、こちらも満足のいく結果になりました。
治具の裏の出っ張り1本を溝に入れた状態で、治具の端を使った45°カット。
こちらも申し分のない精度になったので良かった。
カット寸法と目盛りの確認
目盛り550mmの位置にストッパーを固定して、ストッパーに当てて材料をカットしてみました。
カットした材料を定規で測ってみたところ、550mmピッタリなので目盛りが正確であることがわかりました。
ワックスを塗って滑りを良くする
クロスカットスレッドはテーブルソーのテーブルの上をスライドさせながら使う治具なのでワックスを塗って滑りをよくしようと思います。
海外の動画では「ペーストワックス」ってやつを良く塗ってるのを見かけて、ブライワックスもペースト状のワックスなので大丈夫じゃね?ってことで使ってみました。
ブライワックスのクリアのやつね。
良く乾燥させてからテーブルソーにセットして使ってみました。
結果的には、これ使って正解!
めちゃくちゃ滑り良くなった。
滑りが悪くなったら、また塗ればOK.
まとめ
クロスカットスレッドは初めて作ったのですが、案外うまく作れたような気がします。
ただ、テーブルソー購入時についてたブレード(刃数24)はいまいち切断面が綺麗ではないように思いました。
画像で手に持っているブレードは刃数が40あるので、こっちのブレードに付け替えて使用したいと思います。
今回製作したクロスカットスレッドは多機能でマルチに使えるんじゃないかと思う。
治具の大きさ以上に大きい材はカットは出来ないけど、この中に収まるものであれば色々と使い道がありそうです。
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制作したクロスカットスレッドの解説動画も良かったら見てね。