角ノミ盤

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電動工具

【DIY的】角ノミ盤をつかう目的と穴のあけ方

角ノミ盤は木材に四角い穴をあける道具。

丸い穴をあける機械はボール盤。ボール盤については下記記事を読んで欲しい。

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角ノミ盤が欲しいって人はホゾ組がやりたいって人ではないだろうか?

ホゾのオスは何とか加工出来たとしても、ホゾ穴をあけるのは楽ではない。

そんな、ホゾ穴を簡単にあけてくれるのが、角ノミ盤って機械だ。

今回は、角ノミ盤の詳しい使い方と言うよりは、ざっくりとどんな加工が出来るのかを紹介したいと思う。

ホゾ穴をあける

角ノミ

角ノミ盤の角ノミは、ドリルと角ノミで構成されている。

ドリルを角ノミの中に入れて使う。

ドリルで穴をあけながら、そのフチを角ノミで削っている感じだ。

なので、角ノミ盤は掘り進めるにあたり、結構力がいる。

それは、角ノミは垂直に降ろしているだけの構造がそうさせてると思う。

刃を戻す時は材に食い込んでいるので、角ノミ盤と木材をしっかりと固定していないと本体そのものが浮いて抜けないし、木材がズレる。

角ノミ

角ノミから1mmぐらいドリルが出ているのがベスト。

ドリルは回転しながら切削するから、ドリルが先、角ノミが後からついてくるようにする。

角ノミが先に当たると、まったく穴があいていない場所を上から刃で押していることになる。

ドリルが先に切削することで角ノミは成立する。

角ノミ盤でホゾ穴をあける

ホゾの墨

ホゾ穴をあける墨をつけて、この墨に沿って穴をあける。

ホゾ穴あけ

木材が動かないように挟み込んで刃の位置を合わせる。

ホゾ穴あけ

角ノミ盤はその構造上あまり切り口は綺麗ではない。

どんなに切れる刃でも、穴を開けた底などはノミで綺麗にさらう必要があったりする。

手鑿(てのみ)で掘ったら20~30分かかる加工が3分もあれば終わってしまう。

多少、手鑿で形を整える必要も出てくるかもしれないが、手鑿で同じ穴を8箇所とか12箇所とか掘ると考えると気が遠くなる。

ホゾ組み

ホゾ穴が掘れたらオスを差し込む。

あまりキツいようだったら少し削ったりして調整する。

後からの調整が少なく隙間なくピッタリが理想だが、多少の調整は必要になると思う。

ホゾ組み

手鋸と手鑿だけで、ホゾの「オス」「メス」を加工するよりは早くて綺麗に仕上がると思う。

ルーターでホゾ穴をあける

ルーターガイド

ルーターを購入すると大体付属でガイドがついている。

そのガイドを利用してホゾ穴をあける。

ルーターでホゾ穴

穴をあけた場所に墨付けをしておき、その位置にガイドと刃の位置を合わせ、木材に沿って穴をあけていく。

ルーターでホゾ穴

角ノミ盤と違ってルーターで切削すると、切り口はとても綺麗だが、最初に刃が木材に当たるときに反動でズレやすい。

刃を抜く時にもズレる可能性がある。

あと、一度に多くの深さを掘ろうとすると抵抗が大きくなるので危ない。3mmずつとか段階的に掘り進める必要がある。

ルーターの入りで多少ズレてもホゾの胴付きで隠れる場所ならあまり気にしなくても大丈夫だ。

マキタの充電式トリマーにはフランジベースってのがある。

フランジベースを取り付ければ、木材を固定してトリマーの刃を垂直に落とすことが出来るから、最初の反動によるズレはなくなるかもしれない。

持っている人は試してみよう。

ルーターの特性上、掘った両サイドが丸い形状になる。

手鑿で丸い部分を成形して四角くしてもいいし、ホゾのオスのほうを丸くするのでも大丈夫。

ボール盤を使って穴をあける

ボール盤でホゾ

木材につけた墨付け場所の中を深さを決めボール盤で丸い穴をあける。

ボール盤でホゾ穴

ボール盤で穴をあけておくことで、この後の作業が楽になる。

ホゾ穴加工

穴をあけた後は、手鑿で形を成形していく。

穴をあけておくことで、すべてを手鑿で掘るよりは作業効率がよくなる。

角ノミ刃

もし、いらない角ノミの刃があるなら、それで叩いて成形することもできる。

DIYで利用できる角ノミ盤

ホゾ穴を掘りたい、手鑿(てのみ)で掘るのはしんどい。

でも使用頻度は低いから高い電動工具は買いたくないって人は、SK11のドリルスタンドとかいいんじゃないかな?

角ノミの刃は結構な力を必要とするから、ドリルスタンドでは貧弱で、満足度は低いかもしれないがコツをつかんだり、自分の工夫しだいでは利用価値はあるかもしれない。

もちろん手掘りより早く穴が掘れる。

どんな電動ドリルドライバーが適用なのかを良く見て、自分の持ってるのがハマるようなら検討してもいいかもしれない。

ホゾ穴加工をたくさん掘るよ!って人。

基本、家具はホゾ組みでしか作らないなんて人は、モーターのついてる「パオック・パワーソニック角のみ盤」なんかいいと思う。

これ以上本格的な角ノミ盤とかになると木工所で使うような電源が動力の大型の角ノミ機になると思う。

ある程度、ストレスなく、安定した穴あけをしたいって人は検討してもいいかもしれない。

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