マキタの充電式の電動工具を使用しているならバッテリー(リチウムイオン電池)が必要。
自分の持っている18Vのインパクトの純正のバッテリーの価格は1万6千円ぐらいする。
初めてバッテリーの値段を知った時は正直ビックリだった。
2個買うと3万2千円だ。
「え?マジですか?」
もはや本体よりバッテリーで利益を生むシステム?
プリンター本体よりインクで、、、みたいな。
そこで当然皆考える?
もっと安いバッテリーはないのかと。
そして見つかる「互換バッテリー」。
1個3千円ぐらいとかで売ってたりする。
半値とかじゃなく五分の一とかなると、問題なく使えるなら、そりゃ欲しくなるよな。
しかし実際には、うまい話しには裏がある。
互換バッテリーについて触れていこうと思う。
インパクトドライバーについては下記記事を読んで欲しい。
こちらもCHECK
-
インパクトドライバーをDIY初心者におすすめするなら?価格の安く使い勝手が良い10.8V
木工DIYをするのであればインパクトドライバーは、1番最初に手にしたい電動工具だと思う。 用途は多岐に渡るけど、よく使うのはビスやネジを止めること。 インパクトを一度使用すると、手回しなんてやってられ ...
続きを見る
目次
互換バッテリーの何が危険?
まず、互換バッテリーは正規品ではない。
- 正規品ではないものは店頭では販売出来ないので置いていないので、ホームセンターや近くの金物屋さんで購入することは出来ない。
- 不具合が起こってもメーカー保証が受けられない。
などがある。
昔、パソコンに繋げたプリンターのインクが純正が高いので、安いインクを購入したことがあったんだけど、使いだして早い段階で印刷がうまく出来なくなった。
電話でメーカーに問い合わせた時に、「インクリボンは純正をお使いでしたか?」と聞かれ「純正じゃないものを使った」と言ったら、それですと故障しても修理は受けられませんと言われたことがあったんだよね。
おそらくだけど、バッテリーも一緒で互換バッテリーを使用しての不具合やトラブルについてはメーカーも取り扱ってくれないと思う。
確かに値段の安さは魅力だし、実際に自分も初期の頃は検討もした。
しかし、ネットの評判などを見ていると、「火が噴いたとか」、「調子が悪くなった」などを目にするようになったので自分は互換性バッテリーの購入をやめた。
ただ、この互換バッテリーについては「当たり・外れ」があるらしく、問題なく使えている人もいるのも事実っぽい。
なので互換バッテリーがどうしても欲しい人は、互換バッテリーの中でも評判や口コミなどをよく見て当たりを引くように心がける必要があるかもしれない。
そして何が起こっても自己責任って覚悟のもと使った方がいいだろうね。
良い子は純正二個持ち共有
純正バッテリーは高いが2個あると、バッテリーが切れて充電している最中でも、もう1個あれば充電が溜まるのを待たなくて済む。
これが1個しかないと、充電が溜まるまで待たなければいけなくなるので、とてもストレス。
その他、バッテリーが複数あることで他の充電式電動工具でも使えるので、とても便利だ。
国内の電動工具メーカー二台巨頭の「マキタ」と「ハイコーキ」のプロ用で例えたいと思う。
例えば、初めて買った充電式電動工具がマキタ18Vのインパクトドライバーだったとする。
その後、ハイコーキ(日立工機)の18Vの丸鋸(まるのこ)を買ったとしよう。
その時こんなことを考える時がある。
「インパクトのバッテリーが切れたから、ハイコーキの丸鋸のバッテリーつけて使えないのかな?」
「同じ18Vだから大丈夫そうな気がする。」
それが無理なんだよね。
マキタの18Vの丸鋸を買ったのなら同じバッテリーが使える。
「知ってたらマキタの丸鋸を買ったわ!」ってことになる。
つまり、最初に買った充電式電動工具のメーカーと〇Vで、その後が決まる。
- マキタの18Vの充電式電動工具を買ったのならその後、違う充電式電動工具を買う時もマキタの18Vで揃えることになると思う。
- ハイコーキの18V充電式電動工具を買ったのならその後、違う充電式電動工具を買う時もハイコーキの18Vで揃えることになると思う。
※マキタもハイコーキもプロ用とDIYモデルがあり、同じ18Vでもほぼ交換性はないので注意。
変換アダプターを使えば、ハイコーキのバッテリーがマキタでも使えるようになるがメーカーは非推奨なので自己責任という事になる。
バッテリーが1個でも複数の充電式電動工具が使える
例えば、マキタの18Vのインパクトドライバーをバッテリー付きで購入したとすると
- マキタ18V充電式インパクトドライバー
- マキタ18V充電式スライド丸鋸
- マキタ18V充電式丸鋸
- マキタ18V充電式トリマー
- マキタ18V充電式電気カンナ
- マキタ18V充電式ランダムサンダー
- マキタ18V充電式ピンタッカー
- マキタ18V充電式ジグソー
- マキタ18V充電式ラジオ
- マキタ18V充電式掃除機
これらを動かせる。
※実際にはもっとあるが紹介しきれないのでよく使われていそうなものを抜粋した。
マキタ18Vのバッテリーが1つあれば、付け替えるだけでOK。
こうやって見るとメーカーがいかにバッテリーで顧客を縛っているのかがよくわかる。
マキタとハイコーキの「そこには絶対に負けられない戦いがある」のだろう。
最初に買ったのがハイコーキなら、その後違う充電式電動工具を買う時はハイコーキになっていく。
ハイコーキにはハイコーキの18Vシリーズがある。
友人の大工さんはリスト表示したマキタの充電式電動工具はすべて持っている。
なので、充電式電動工具が一つ壊れたとしてもバッテリーのことがあるので同じメーカーで同じ18Vを買い替えることが多い。
バッテリーなしの本体だけで購入する方が安い
充電式の電動工具の価格の三分の一(もしくはそれ以上)はバッテリーの価格。
ネットではバッテリーがついてない本体だけで売っている。
すでにこれから購入する充電式電動工具のバッテリーを持っているなら本体だけ購入すれば動かせる。
木工DIYをやり続けていくと便利な電動工具が欲しくなる。
しかし電動工具はそれなりのお値段。
でもバッテリーさえ持っていれば本体価格のみで買える。
バッテリーを共有する利点である。
極端な例としてバッテリー1つでもと言ったが、実際にバッテリー1個ではさすがに作業性が悪すぎる。
実際作業をやり出すと、いちいち付け替えるのも結構な手間。
充電式電動工具を仮に一つしかもってないとしても、やはりバッテリーは2個持っておきたい。
工具の数が増えてくると使用頻度が高いものはバッテリーをつけっぱなしにしたい電動工具もある。
持ってる充電式電動工具の数や、使用頻度などを考えて必要なバッテリーを買い足していくのがいいと思う。
同じメーカーでも電圧の違いで共有できないのもある
同じマキタでも「プロ用」「DIYモデル」は互換性がないのでバッテリーの共有はできないと考えていいと思う。
同じプロ用でも共有できないものがある。
下記が現在マキタで販売されている電圧
- 40Vmax
- 18V
- 14.4V
- 10.8V
- 7.2V
基本的には、この同じ電圧のシリーズでなければバッテリーの共有はできないと考えて問題ないが例外もある、下記参照して欲しい。
- 14.4Vのバッテリーは18Vのインパクトに装着が出来る。
- 18Vのバッテリーは14.4Vのインパクトには装着出来ない。
18Vのバッテリーを14.4Vに入れようとしても入らない、もし入れるのであれば爪を削るなどの改造が必要で使えるようになるらしいが、スペック以上の負荷がかかると思うから推奨は出来ない。
18Vのインパクトに14.4Vのバッテリーで使うと、パワーが若干弱いぐらいで特に問題なく使えると思う。
18Vのバッテリー充電がなくなった時の代用として使える。
充電器は共有できるものがある
充電器は自分の持っている電動工具の電圧が対応しているかどうかを確認しよう。
電圧が異なるものは差し込み形状が違う場合もあるからよく確かめた方が良い。
マキタ18V充電器「DC18RF」は18Vシリーズと14.4Vシリーズに対応している。
木工DIY的にはどの電圧がいい?
最近は40Vシリーズが出てきているが、まだまだ18Vシリーズが主力だと思う。
正直40Vシリーズは木工DIYにはオーバースキル。
ようするに、その力を持て余すだけ。
正直インパクトドライバーなんかは14.4シリーズでもいいぐらい。
ただし、14.4Vより18Vの方が品揃えが多い。
以前は14.4が主流だったが時の流れは18V。
しかしそれも18Vから40Vへと変わってきているのかもしれない。
大工さんとかは、よりパワーがあれば早く切れるしバッテリーの持ちがよければ充電する手間が省けるので作業性がアップする。
なにより木工DIYをしていると、次から次へと道具が欲しくなる。
オーバースキルな道具に大枚をあえて払う必要はなし。
ちなみに自分は今は18Vシリーズ。
お店のラインアップが18Vシリーズが少なくなって40Vばかりになったらその時は移り変わるかも。