プロであろうが素人DIYであろうが、皆が使うであろうボンド。
初めて木材で何かを作ろうと考えた場合、「ボンドはどれを使えばいいの?」ってにがあると思う。
「そもそも違いって何よ?」って声も聞こえてきそうだ。
どのボンドが1番いいのか?と言っても、その人の良いが何なのかによる。
価格が安いボンドがいい、水に強いボンドがいい、固まるのが早いボンドがいい。
それによって選ぶボンドが変わってくる。
なので、どのボンドが1番なのかは自分次第ってことになる。
おそらく多くの人はコストも気になると思うので、それらを踏まえて自分がよく使うボンドを紹介したいと思う。
また、ボンドは圧着することで接着強度をMaxに引きだすことが出来る。
圧着する道具については下記リンクを見て欲しい。
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【1番お気に入り】タイトボンド3
接着強度が、めちゃくちゃ高いタイトボンド3。
木工界隈では絶大の人気と知名度があり、プロも愛用していたりする。
タイトボンドには
- タイトボンドオリジナル
- タイトボンド2プレミアム
- タイトボンド3アルティメット
と3種類が販売されている。
中でも人気なのは、「タイトボンドオリジナル」と「タイトボンド3アルティメット」。
タイトボンドオリジナルは、一般の木工ボンドに比べれば接着強度は上だがタイトボンドシリーズの中では劣るのと耐水性も低い、だがシリーズの中では価格は若干安い。
だけど、自分がタイトボンドを使う時は、ダボ継ぎやホゾ組みする時のここぞって時に使いたいから「タイトボンド3アルティメット」しか使ってない。
タイトボンド3のメリットは
- タイトボンドの中でも一番の接着強度
- タイトボンドの中で一番耐水性があり屋内外問わず使用できる
- クランプやハタガネの圧着時間が短縮できる
- 完全硬化した後、ペーパーで削り取れる
一般のボンドは硬化するとゴムのような弾力性があり取りずらいが、タイトボンド3だとペーパーで削り取るのも簡単だ。
通常のボンドだとクランプなどの圧着させる時間がボンドの完全硬化時間とほぼ同じぐらい必要なのに比べ、20分~25分と30分ほどの圧着時間で済む。
30分くらいで圧着は済むけど完全硬化するのには8時間~24時間が目安。
体感的には6時間もかからず完全硬化しているように思うが、8~24時間は目安に覚えておくといいかもしれない。
プロが圧着時間を嫌うのはクランプやハタガネがまる1日外せないっては効率が悪いから。
それが、30分ほどで外せるっては大きなアドバンテージだと思う。
クランプやハタガネの数が充実してない趣味のDIYなら尚いいと思う。
自分はタイトボンドには接着強度と耐水性しか見ていないので、タイトボンド3しか使っていない。
なんでもそうだけど種類があると悩む原因になって、「結局どれがいいの?」ってなる。
自分と似たような考え方であれば、タイトボンド3をおすすめするよ。
値段はタイトボンドシリーズの中では1番高いけど、ここぞって場面だけに使用するならボンドの使用量もそれほどではないし、値段に見合う接着強度は得られると思う。
タイトボンド3より接着強度が低くていい場合とか、面積を広く塗る場合には普通の白ボンドを使えばいいと思う。
その方が、お財布にも優しいと思うよ。
ゴリラウッドグルー(ゴリラボンド)
通称ゴリラボンド。
ゴリラってネーミングが何か凄そうだと感じさせるボンドだ。
気にはなっていたのだけど、まだ使用したことがない。
ただ、皆の使用した感想などを見ると中々の高評価みたいだ。
タイトボンド同様耐水性に優れているらしく、接着強度も中々のものらしい。
調べてみると、DIYが盛んなアメリカのオハイオ州の「ザ・ゴリラグルー・カンパニー」という会社が製造・販売をしているってことだ。
屋外での使用でも水にとにかく強いと評判だ。
とにかく良く「くっつく」って話をよく耳にする。
最近ではホームセンターで売っているのも良く見かける。
タイトボンドもちらほら売っているのを見かけるが、まだ数は少ない。
なので、タイトボンドよりもホームセンターのゴリラボンドの方が若干安く買えるかもしれない。
もしかしたら、タイトボンドの代替えとして使えるのかもしれない。
実際に使用してみたら、追加で記事にしたいと思う。
木工用ボンド
木工用ボンドは「酢酸ビニル樹脂エマルジョン形接着剤」って言います。
- セメダイン株式会社から販売されているのをセメダイン
- コニシ株式会社から販売されているのをボンド
セメダインで思い浮かべるのはゼリー状ののものだけど、木工ボンドもセメダイン株式会社から販売されているものは「セメダイン」と表記されている。
商標登録の問題だと思うが、成分はおそらく似たようなものだと思う。
自分は実際両方を使ったことがあるけど、使用感では多少の違いがあるかなぁってぐらいだ。
自分が使いやすい方を使えばいいと思う。
木工用ボンドの特性に固まった時に弾力性があるのだけど、弾力性ってのは悪いことでもなかったりする。
弾力があるおかげで衝撃に強かったり粘り強さだったりがある。
スタンダード
「セメダイン株式会社」、「コニシ株式会社」問わず上記写真を木工ボンドとして話すよ。
一般的な木工ボンドで世間一般に広く普及している白ボンド。
木工用ボンドの特性をまず知っておこう
- 水に弱い
- 硬化に時間がかかる
- 弾力性のある硬化をする
- 価格が安い
これらの特性がある。
なぜ世間に一番普及しているかと言うと値段が安く使いやすいからだ。
普段使いのボンドとしてはこれ以上のものはないと思う。
屋内使いで強度を必要としない場面は、このボンドですべて大丈夫。
広い面積に塗る時など適度な粘度で固まる前に塗り切ることが出来るが、使用時期が夏とかだと乾き始める可能性もある。
そういった場合は、ボンドを塗るブラシに少し水を含ませて塗ると塗りやすいかもしれない。
正直、屋内で使うものであればDIYとしては問題なく使用できると思う。
これだけ長い間、皆が使っているってことは、値段、使いやすさ、接着強度、などそれなりに理由があるってことだと思う。
ボンドを塗り伸ばすブラシなどを使用した後洗ったりするのを忘れてしまって固まってしまっても水を入れたバケツに浸けておけば、また使えるようになる。
それだけ水に良く溶けるってことになる。
ボンドを塗る時は、このブラシがとても使いやすい。
ホームセンターでも売ってると思うし、値段も200円しないぐらいだと思う。
セメダイン株式会社の木工用ボンド
コニシ株式会社の木工用ボンド
速乾
セメダイン株式会社の木工ボンドも、コニシ株式会社のボンド、にもスタンダードと速乾タイプのものがある。
セメダインの木工ボンドは「白がスタンダード」で「黄色が速乾」となっている。
コニシの木工ボンドは「白が速乾」で「黄色がスタンダード」になっている。
逆なので注意が必要。
特性としてはスタンダードのボンドと同じで水に弱いなどもろもろ同じだけど、速乾と言うだけあって乾燥スピードが速い。
速乾の良い所は
- 固まるのが早いので作業効率がいい
- ボンドを塗った後、少し乾きはじめると木材のズレや動きを軽減できる
ボンドを塗ると材がヌルヌルと動いてしまうってやりづらいが、速乾だとすぐに固まり始めるので位置合わせが楽だったりする。
速乾のデメリット
- 固まるのが早いので広い面積に塗っていると塗っている途中で乾いてしまう
- ホゾを組む時に使用すると粘度が高いのでホゾに入れにくくなる気がする
広い面積に塗る時はスタンダードを使う方が無難だと思う。
少し角が欠けてしまった時など自分は速乾ボンドは補修などするに良く利用する。
補修のために1日とか待っていられない時などに使う。
セメダイン株式会社の木工用速乾ボンド。
コニシ株式会社の木工用速乾ボンド。
木工ボンドは種類があるが、どれが最適なのか?まとめ
まず、スタンダードな木工用ボンドを軸に考えると言いと思う。
屋外で使用する物であればゴリラボンド。
強度を必要とする場合や水回りで使うものであればタイトボンド。
部分的な修正には速乾ボンド。
みたいに自分なりの使い方を見つければいいと思う。
参考になれば幸いです。