下開き用ステー金具

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スガツネ工業の「下開き(前蓋)用ステー」金具を取り付ける時の注意点!TVボードのDVDデッキの収納とかに使える

「下開き用(前蓋)ステー金具って何?」って思う人もいるかと思う。

まぁ、簡単に言うと扉の開閉のための金具なんだよね。

扉の開閉には丁番を使うのが一般的だけど、下開きさせる金具や、上開きさせる金具も実はあるんだ。

今回は、スガツネ工業の「前蓋用ステーS-25」の金具について説明するね。

この前蓋ステーはDIYでも本格的な家具にも利用できると思うので、おすすめだよ!

下開きステー金具とは何か?

横に開く扉の場合は支えは必要ないけど、下開きにする場合には支えがないと下に勢いよく開いてしまう。

地球に住んでいるのであれば重力があるのだから当然だ。

なので、一定以上開かなくする支えが必要。

そこで登場するのが「下開き用ステー金具」。

下開きステー

下開きステーとは、どんな金具なのかは上写真を見ると分かり易いと思う。

上から下にパカッと開いて90°で止まるようにする金具なんだよね。

ライティングデスクみたいな感じかな?

ただ、ライティングデスクは開いた扉の上でデスクとして作業が出来るが、下開きステーのみだとデスク作業としては、ちょっとキツイかなと思う。

あまり重くないものであれば、開いた扉の上に置くことも可能。

小物や雑貨などを飾るのには適していると思う。

下開きステーを全開で開くと160°

自分が良く使うのが、スガツネ工業の前蓋用ステーS-25

この金具は160°開閉するようになっている。

下開きステー、右用と左用

気をつけたいのは、左用と右用があるので注意。

スガツネ工業 前蓋用ステーには

  • S-25L(左用)
  • S-25R(右用)

左右に取付けたいのであれば、右用と左用を一つずつ購入する必要がある。

金具の値段も一つ500円ぐらいで買えるのでDIYでも気軽に利用できると思う。

スガツネ工業のこの形状の前蓋用ステーには3種類ある。

  S-24(R右用)(L左用) S-27(R右用)(L左用) S-25(R右用)(L左用)
長さ 105.5mm 133mm 163mm
下開き用ステーの長さ

この金具の長さは、上の写真の位置の長さとなっているみたい。

一見S-27が一番長いかと思いきや、S-25が一番長い。

自分の用途に合わせて、長さは選べばいいと思う。

下開きの扉を「インセット」で取り付ける方法

インセット扉イメージ画像

インセット扉とは、扉が内側に(本体の枠と面になる)収まる取り付け方法。

横に開く扉でも本体枠と面になるように取り付けることをインセットと言ったりする。

下開きの扉のイメージ画像

今回は下開き(前蓋)ステーの金具の取り付けなので、上の画像のようにインセットで下開きにする。

下開きの可動範囲

インセットにする場合、扉の厚み分が本体の中に収まることになるので、ステーの取り付け位置は前板の厚みよりも後ろにしなければならない。

下開きステー取り付け

自分は本体の方を先に止めてから扉の方を止めるようにしている。

それが正解かは知らないけど、自分はその方がやりやすい気がするよ。

上の写真のように金具が閉じた状態で前板に当たらない位置に取付ける。

前板の厚みよりも前に取付けると前板と干渉するし、後ろに取付け過ぎるのもダメ。

下開きステーの取り付け位置のイメージ画像

前板に干渉しない位置を確認したら、ステーの取り付け位置を決める。

前開きステーを使用して扉を90°で止まるようにした時、厳密には決まってないと思うけど、基本は45°と覚えておくといいかもしれない。

ステーを本体に取付ける時の高さがわかればいいわけだけど、さてどうしたものか?

わかっている情報は、今回使用する下開きステーの長さは163mmってことだけ。

163mmの長さのステーを45°で取り付けたい場合、必ず直角二等辺三角形になる。

ステーの長さ以外の直角二等辺三角形の一辺がわかれば高さを導くことが出来そうだ。

二等辺三角形の一辺を求める

上図のCの長さを求めたいわけで、

直角二等辺三角形の三平方の定理は、1:1:√2

C=A÷√2

√2≒1.4

※「≒」はニアリーイコールって言うんだってさ。イコールではないけれどそれに近い、ほとんど等しいってことらしい。割り切れないけどもっとも近い数字ってことだと思う。

こういう数式が出てくるとアレルギーを起こす人もいるかもしれないが、安心して欲しい。

自分も調べて理論的に解説しただけ(笑)

実際には、ステーの長さを1.4で割ればいいだけ。

それだけで、Cの長さが求められる。

これだけ覚えておけばOK!

前蓋用ステーの取り付け位置

厳密には、ステーの長さ163mmは可動部から可動部(黄色矢印)なので、Cの高さがわかったら可動部の中心までの距離を足さなければいけない。

ステー取り付け位置

Cの高さと可動部中心までの距離を足したら、前板の厚み分も足すことを忘れないように注意しよう。

Cの高さ+可動部中心までの距離+前板の厚み=取り付け本体からの高さ

今回のようなインセットでの取り付け方法だと前板が90°で止まった時に板の厚み分だけ段差が出来る。

下開きステー取り付け

下開きの扉にステーを取り付ける際は、センタードリルで下穴をあけるとズレにくいのでおすすめ!

下開きステー取り付け

下穴がセンターにあいているので取り付けが楽になる。

下開きステー取り付け後

基本は45°で取り付けるのが90°で開いた時の支える力が1番いいみたいだけど、だからと言って多少ズレても問題ないとは思うけどね。

ある程度、取り付け位置を割り出したら、切りのいい数字とかで自分都合で取り付けてる。

下開きステーを取り付けたTVボード

背面に配線用の穴を明ければ、DVDプレーヤーとか収納できる。

前板が木材だと電波を通しにくいと思うので、使用する時は前板は開いて使う。

前板の枠を木材で作って中にガラス、アクリルなどを使えばリモコン操作も出来る。

もっと長い前蓋ステーを使いたい場合

前板の取り付け位置が、あまりにも手前になってしまう時は、もっと長いステーを使った方がいいかもしれない。

丸棒タイプの前蓋ステー

この丸棒タイプの前蓋ステーの方が長いので、前蓋が大きい場合はしっかりと前板を支えることが出来るはず。

丸棒タイプの前蓋ステーには左右兼用

この丸棒タイプの前蓋ステーには右用、左用は存在しない。

取り付け部分がクルクル回るので、この一本で左右どちらに付けることも可能。

先に紹介したS-24、S-25、S-27、シリーズに比べると、この丸棒タイプの方が長い。

LAMPスガツネ工業前蓋用ステーS-35であれば長さが約220mmぐらい確保できるので、大き目の前蓋に対応できると思う。

この丸棒タイプの前蓋ステーは、自分が調べた範囲では2種類存在していたので、下記表を参考にして欲しい。

品番 LAMPスガツネ工業前蓋用ステーS-34 LAMPスガツネ工業前蓋用ステーS-35
長さ 202mm 230mm
前蓋用ステーS-35の長さ

上の写真は、S-34の202mmのタイプ。

棒の長さは202mmだけど、実際には丸い部分のセンターからの距離になるけど、それでも190mmぐらいの距離はある。

もっと長いステーが欲しい場合は、S-35を選べばいいと思うよ。

まとめ

取り付ける前蓋(前板)によって使用するステーを選ぶ必要がある。

前蓋の重さだったり、大きさによっては、うまく支えられない可能性がある。

前蓋に取付けた時に、あまりにも手前につけると後で外れてしまったりする可能性があるんじゃないかと自分的には思う。

根っこの方で支えるのはとても力を必要とするからね。

なるべく前蓋の中心よりも遠くになると、しっかり支えられるんじゃないかな。

横に開く扉だけじゃなく、下開きの扉にすると、いつもと違った家具なんかも出来ると思う。

チャレンジする時は参考にして欲しい。

ビスで止める時にビス穴がバカになってしまった時は下記記事を読んで欲しい。

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